第二十八話 侮りその二
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「奴等がどんな強さかだよ」
「ギアの連中が」
「そう、どれだけの強さか」
こうカメジムに話した。
「それがだよ」
「問題になるか」
「そうそう、戦闘力や技能がね」
「かなりのものだという」
カメジムはダグデドにこう答えた。
「三人の幹部も五人の怪人達もな」
「ああ、強いんだ」
「ファラキャットという者もな」
「合わせて九人いるけれど」
「九人全員がな」
まさにというのだ。
「かなりの強さだという」
「成程ね、まあその強さは」
ダグデドは今度は余裕に満ちた声で話した。
「俺達には遠く及ばないね」
「そうだというのか」
「だって俺達は宇宙をどうかっていうんだよ」
プラジアに余裕で満ちた声で話した。
「ここにいる全員がね」
「ギアは人類即ち地球をどうにかしようとした」
「ちっぽけな星をどうかだよ、そして」
プラジアにさらに話した。
「結局失敗したね」
「地球一つどうにも出来なかったな」
「そんな連中が幾ら強くても」
そうであろうともというのだ。
「所詮はね」
「敵ではないか」
「そうだよ、連中がドクターマンを護っても」
例えそうしようともというのだ。
「全くね」
「敵でないか」
「そうだよ」
気楽そのものの言葉で言った。
「所詮はね」
「それなら普通に攻めるか」
「そう、いきなりドクターマンの前に出て」
ゴーマに話した。
「そしてね」
「攻めるか」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「ドクターマンを攫って」
「その知識と技術を頂戴するんだね」
「そうしよう」
今度はバスコに話した。
「ギアが復活しても俺達の戦術は変わらないよ」
「俺達にとっては大した敵じゃないから」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「ギアの連中が復活してもね」
「気にすることなくだね」
「ドクターマンを攫う時は」
その時はというのだ。
「奇襲を仕掛けて」
「連中を倒すんだね」
「多分そこに戦隊の連中もいるだろうけれど」
彼等もというのだ。
「あいつ等もだよ」
「ギアの連中と一緒にだね」
「倒せばいいよ」
実に簡単に、何でもないといった口調で述べた。
「そうしたらね」
「そうなんだね」
「そう、じゃあ気が向いたら」
やはり何でもないといった口調でだ、ダグデドは言うのだった。
「ドクターマンのところに行こう」
「誰が行く」
ゴーマはそのことを尋ねた。
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