第45話
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”タガが外れたような事件”に連中が結びついているとしたら…………構成員自体も使ってやがった”ブツ”が関係しているかもしれねぇな。」
「…………まさか…………!」
「そ、それって…………」
「”黒月”がご禁制にしてるアレか。ハッ、いかにもありそうじゃねえか。」
ヴァンが口にした話を聞き、最初のゲネシスを手に入れた時に戦ったマフィア達の事を思い返したアニエスは声を上げ、サルバッドの今の状況に関係している”物”が何であるかを察したフェリは血相を変え、アーロンは鼻を鳴らして心当たりの正体を口にした。
「…………だがその場合、どうやって広めているかという話になりそうだ。」
「ええ、警察やギルドもそちらには目を光らせていると聞いていますし。」
「…………いくつかピースは揃ってきた。”奴ら”が関わっているとしても今回はまだ身を潜めていそうだが…………その辺りは馬鹿どもを締め上げれば少しは見えてくんだろ。」
その後ヴァン達の車は砂漠をある程度進むと停車し、ヴァン達は車を降りた。
〜陽炎砂丘〜
「連中が向かったのはこの先だな。気づかれて人質に取られたら厄介だ。ここからは歩きで追跡するぞ。発見しだい連絡する――――お前はここで各方面と連絡を取ってくれ。」
「警察とギルド方面への働きかけをお願いします…………!」
「ああ、乱闘騒ぎが収まりしだい、応援に来るよう手配する。…………マリエルたちを頼む。」
「了解ですっ!」
「ハッ、とっとと捜し出してサクッと助け出してやるよ!」
「それでは追跡を開始しましょう。」
そしてディンゴと別れたヴァン達は砂漠に残っている車輪の跡を追ってシャヒーナ達を拉致した観光客達の追跡をし、洞窟の近くに停められている車を見つけたヴァン達は準備を整えて洞窟に突入した。
〜洞窟〜
洞窟の奥に到着すると大型の植物を目にしていた観光客や護衛達がヴァン達に気づくと振り向いた。
「―――――なんだァ、お前らは…………」
「あァ、お前らもパーティに参加したいのかよ…………?」
「いいじゃんいいじゃん!一緒に愉しもうじゃないかぁ…………!」
観光客達は異様な様子を見せながらそれぞれ武装を構えた。
「チッ…………”普通”じゃねえな。」
「”息吹”がおかしいです!何かに侵されているような…………!」
「ハン、くたばって操られてるってわけじゃなさそうだが…………!」
「―――――来ます、迎撃を。」
対するヴァン達もそれぞれ武装を構えて迎撃の体制に入った。
「キシャアアアアアアッ…………!!!」
そしてヴァン達は観光客達との戦闘を開始した。観光客達は異様な様子で
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