第45話
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「………妖精…………」
「それにてめぇは”剣迅”…………」
フィーとアネラスの登場にフェリは呆けえ、アーロンは真剣な表情で呟いた。
「やれやれ、フィー君にアネラス君………もう到着したのかい。」
「殿下、そのくらいで。わたしたちが来た以上、その子たちを休ませるのを優先させてもらう。」
「マリエル、無事か…………!」
シェリド公太子にフィーが宣言したその時ディンゴの声が聞こえた後遊撃士達と共にディンゴがその場に駆け付けた。
「ディンゴさん…………!?ううっ、どこにいたんですかっ!?今朝からぜんぜん連絡が――――!」
「…………フッ、大丈夫そうだな。」
ディンゴの登場にマリエルは安堵の表情で声を上げ、マリエルの元気な様子にディンゴは安堵の表情で呟いた。
「こいつらが誘拐犯か。」
「助かりました。こちらで確保しても?」
遊撃士達の確認にヴァンは頷いた。
「伺っていたエレボニアと王国からの…………ディンゴさんの連絡で応援に来て下さったんですね?」
「ん、わたしとアネラスはサルバッドにさっき着いたばかりだけど。」
「少し遅れちゃいましたかね?」
「いや、良いタイミングだったぜ。」
「フフ、残念だ。もう少し”底”もそうだがかの”鉄血宰相”の野望を易々と打ち破った要因の一つである噂の異世界の”力”も見たかったが。謎めいた”捜しもの”に――――――不可思議な黎い異形についても。」
アネラスの問いかけにヴァンは口元に笑みを浮かべて答え、シェリド公太子は苦笑した後意味ありげな笑みを浮かべてヴァンを見つめて指摘した。
「……………………」
「なるほど、”そちら”も狙いか。」
シェリド公太子の目的を知ったアニエスは真剣な表情で黙り込み、ヴァンは真剣な表情で呟いた。
「ま、怪しいけど同じくらい信頼できるのも確か。警察もそろそろ来そうだしいったん任せてくれないかな?」
「ああ、元よりそのつもりだ。――――――ナージェ。」
「は。――――どうぞ、お水を。」
フェリの言葉に頷いたシェリド公太子がナージェに声をかけると、ナージェはマリエルとシャヒーナに近づいた水が入った瓶を差し出した。
「…………むー…………」
「はあ、なんだか色々ありすぎて…………」
瓶を差し出されたシャヒーナは頬を膨らませ、マリエルは疲れた表情で溜息を吐いた。
「で、一応合格ってことでいいんですかね?」
シャヒーナ達の様子を確認したヴァンはシェリド公太子に訊ねた。
「ああ、底はともかく実力はね。共同依頼についてもこのまま継続でお願いしよう。そちらの植物はギルドと合わせて”折半”するのが良さそうだが
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