第二章
[8]前話
「土井龍之介っていいますが」
「ああ、パソコン関係で色々資格があって」
「はい、実は前の会社が潰れて」
「清原か、全国で居酒屋のチェーンやってた」
「それで再就職先を探していましたけれど」
「うちの募集見て来てくれたんだ」
「はい、面接してくれますか」
土井は脇田に彼のオフィスに来て尋ねた。
「事前に連絡してましたし」
「うん、今来てくれるって言ってたね」
「それで願書も持ってきましたし」
「これから面接しよう」
「お願いします」
こうしたやり取りの後で面接となった、そして土井は程なく採用され。
エンジニアとして働くことになった、彼は中々仕事が出来パソコン関係を任せられた。脇田はその彼を見て山崎も入れて三人で話した。
「仕事はそれぞれないとな」
「営業もですね」
「そしてエンジニアもですね」
「そうだよ、それぞれの分野の人がいないと」
二人に仕事が終わって近所の居酒屋で話した。
「動かないな、若し営業だけでいいとか言ったら」
「会社は動かないですね」
「潰れますね」
「そうだよ、それぞれの分野の人がいて」
そうであってこそというのだ。
「動くんだよ、だからこれからも」
「仕事が増えて忙しくなったら」
「その都度ですね」
「それぞれの人に来てもらって」
そうしてというのだ。
「そのうでな」
「働いてもらいますね」
「そうしてもらいますね」
「そうしていくよ」
こう二人に言ってビールを飲んだ。
「あくまでそれは会社が順調ならだけれどな」
「そうですね」
「じゃあそうなる様にしましょう」
「是非な」
一緒に酒を飲む二人に確かな声で話した、そしてだった。
三人で飲んだ、以後会社は順調に業績をあげていき脇田は経理も総務も入れていった。そうしてそれぞれの分野の人を大事にして働いていった。そのうえで県内でも有名な企業にと成長したのであった。
営業もエンジニアも 完
2024・8・19
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