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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
双子のサバイバル
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いなぁ…グス…こんなことになるならお父さんとお姉ちゃんと一緒に狩りに行くんだったよ…っ」

勿論悟飯も悟空にサバイバルに役立ちそうな知識は教えてもらっていたが、怖がりが災いして狩りについていかなかったのでこれが悟林との食生活に大きく差を広げることになる。

そして、遠くで2人の食生活と自主修行を見ていたピッコロはあまりにも違いすぎる2人に溜め息を吐いた。

「孫悟空め…極端な育て方しやがって…」

悟林みたいに自立精神が強いならここまでの手間は掛からない物を。

やはりこの時点の悟空には悟飯のような甘ったれを鍛えるのには向いていない。

あの世にいる悟空は再び盛大なくしゃみをしていることだろう。

そして半年後に合流した双子はピッコロの猛修行を受けることになり、悟林も傷だらけだが、悟飯はボロボロである。

「はあ…」

「どうしたの悟飯、食料調達に行くよ」

「お姉ちゃんはどうして楽しそうなの…?ご飯や眠る時以外修行なんて…僕死んじゃうよ…」

「別に私は修行好きだからね。それに後6ヶ月しかないんだよ。それに悟飯は全然武術やってこなかったんだからこれくらいやらないと体に身に付かないでしょ?」

何せ野生の獣程度に自衛出来るようになるまでしばらく掛かったのだ。

これから来るサイヤ人は伯父のラディッツよりも強いらしく、ピッコロからすれば自分達の食事や睡眠時間すら惜しいに違いない。

「それにねえ、悟飯は嫌々やってるから気付いていないんだろうけど、ピッコロさんは悟飯のことをしっかり考えて修行のことを考えてるんだよ?」

「え?ええ?ピッコロさんが?」

「そうだよ、今だって悟飯が生きて修行続けているのもその証拠」

ピッコロは厳しくも悟飯の限界を見極めて修行のレベルを上げているのだ。

悟飯が何時まで経っても厳しいと感じるのはそのためだが、ここまで修行のことを考えてくれる人物がどれだけいるか。

しかし、幼い上に少し前まで武術など怖い物として忌避していた悟飯にピッコロの配慮が分かるわけもない。

「ね、ねえ…お姉ちゃん…一緒に…お、お家に帰ろうよ…空も飛べるようになったからパオズ山に…やっぱり僕なんかいても邪魔になるだけだし…」

「帰りたいなら悟飯1人で帰れば?私は残って修行してサイヤ人と闘う。それにあいつら強さが分かる機械を付けてるらしいから悟飯が嫌でもサイヤ人はパオズ山にも絶対に来るよ。その時、1人でお母さんとお祖父ちゃんを守れる自信があるならどうぞ」

悟林は既に闘う覚悟を決めている上に好戦的な性格から逃げの選択肢はない。

「そ、そんなぁ…」

「悟飯、情けないことばかり言わないの。強さもそうだけど心が弱かったら全然本気出せないんだから、悟飯も前よりずーっと
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