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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
黒星団-ブラックスターズ-part9/ブラックパニック
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手段だろう。しかしあまりにありふれたやり方なせいで胡散臭さを覚える。
「お前は1、2、ジャ◯ゴで我らの意のままに動くしもべとなーる」
「ワ◯ピースかよ!しかも古!」
 しかも口上についてもツッコミ待ちなのかと思うようなそれで、ついつられるようにサイトは突っ込んでしまった。
「1、2…ジャ◯ゴ!」
そんなサイトのツッコミを無視してブラックはアンリエッタに催眠をかける。すると…驚く結果が出た。
アンリエッタの目が正気を失い、虚ろなものへと変わっていた。
「よしよし。では会長殿。始祖の方舟を」
「はい…ブラック様」
「な…まさか会長!」
アンリエッタの、明らかにブラックへの従属とも取れる言動にサイトたちはギョッとした。
「あんな阿呆らしい口上で、彼女ほどの人間が操られるとは…」
「おい貴様!私が三日三晩考えた口上にケチをつけるのか!」
ブラックの使った催眠術の効果に戦慄を覚える一方、口上について辛辣な評価を下すシュウに、ブラックは怒り出した。
「三日三晩考えたって言うけど、考えた三日目で何も思いつかなくて、結局漫画喫茶で適当に見かけた漫画から適当にパクっただけじゃん」
「シルバーブルーメ!余計なことを!」
(マジでパクったんかい)
しかもシルバーブルーメから口上の裏話をカミングアウトされてしまう。しかも結局パクったというか事実。サイトたちは、アンリエッタが操られると言う危機にありながらも、その危機意識が欠けてしまうブラックの間抜けさにやや毒気を抜かれ、彼女を見る目が「こいつ実は馬鹿なんじゃね?」とでも言ってるような呆れまじりのものになってしまった。
「え、ええい!そんな目で私を見るなぁ!私は未来の地球の支配者だぞ!」
そんな視線に居た堪れなくなったブラックは今すぐその視線をやめろと抗議するが、残念ながら彼らの視線は変わらなかった。
いや、この女よりもアンリエッタだ。
「アンリエッタ会長!目を覚ましてください!」
「無駄だ。口上はともかく効果は中々にある。そう簡単に彼女は目覚めないぞ」
テファがアンリエッタに呼びかけるが、反応はない。ノーバもブラックの催眠術の効果については認めているようで、呼びかけてもどうにもならないと告げる。後ろでまた口上をディスられたブラックは「お前もかノーバ…」と歯噛みしていたが無視された。
操られたアンリエッタだが、社殿の前で両手を広げると、一人でに踊り出した。と言っても、テレビで見かけるようなアイドルのそれとかお笑い芸人の一発芸って感じではない。一言で言えば、神社で働く巫女の、神へ捧ぐ祈りの意味合いを持つ舞踊であった。
このような状況だと言うのに、見ているもの全員が、アンリエッタの祈りの舞踊に魅入られていた。だが魅入られている中で、アンリエッタの体に異変が起きる。彼女の体から、エメラルドグ
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