並行世界の悟林
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すかね?」
勿論それ以上の感情は今でもある。
しかし、それは幼い過去の師匠に聞かせるような話ではない。
「へえ、ブルマさん。タイムマシンとかで忙しかったから私が親代わりにもなってたんだ」
「ええ、悟林さんからは武術だけじゃなくてたくさんのことも教わりました。薬草や食べられる野草とかは悟飯さんと一緒に悟空さんから教えてもらったと聞きました。」
「そうだよー、そして狩りをしたことがない悟飯ちゃんはもしそれを知らなかったら…」
「「ピッコロさんに荒野に置き去りにされた時に飢え死にしてた」」
悟林とトランクスの言葉が被り、互いに吹き出して朗らかに笑った。
2人の悟飯からすれば洒落になっていないわけだが。
「俺達があの未来で比較的食べ物に困らないでいられたのは悟林さんのおかげが大きいんです。大きい湖に連れていかれて狩りや素潜りと魚を捕獲する方法も教えてもらったし」
その際、未来悟林は服を脱いで湖に飛び込んだので環境故に免疫がないトランクスには刺激が強すぎたのだが。
「今の俺達があるのは悟林さんのおかげです。父さんには悟林さんを目標にするのは止めろと言われても俺にとって悟林さんが一番凄い人だから、今でもあの人に及ばない部分もたくさんあるから」
「そうなの?」
「はい、あの人はどんな時も強かったんです。悟林さんは…あんな酷い時代なのに小さい時からずっと俺達を守ってくれてたんです…あなたも悟空さんも父さんも…強さなら俺の時代の悟林さんよりずっと強い…でも、俺にとって…一番強い人は……悟林さんなんですよ」
「そっか…分かるなぁ、それ。私も未来の私みたいになれるかな?」
「無理して俺達の時代の悟林さんにならなくて良いんですよ。この時代の悟林さんは悟林さんなんですから」
「うん、トランクスさん。セルゲーム…頑張ろうね」
「はい」
悟林とトランクスは空を見上げ、セルゲームの開催まで出来ることをするのであった。
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