第三百六十一話 戦の期限その八
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「ほんまな」
「それ故にですね」
「残ってる、王道とも言うてええな」
「オーソドックな戦術、戦略ですね」
「戦に限らずな」
「何でもですね」
「名作の小説や漫画もストーリーやキャラはな」
そうしたものはというのだ。
「王道やな」
「そうした作品こそ人気が出ますね」
「友情、努力、勝利な」
トウェインはこの三つのキーワードも出した。
「その三つがずっと守られてるんはな」
「その三つを合わせるとおもろいからです」
「作品としてな」
「そうですね」
「ほんまな」
実際にというのだ。
「この三つが入ってるとな」
「作品として面白いですね」
「何でもない様でな」
それでもというのだ。
「その実はな」
「面白いですね」
「そや」
これがというのだ。
「ほんなな、この三つがあるとな」
「少年漫画の王道ですね」
「そうした王道作品はほんまおもろい」
トウェインが読んでもだった。
「そして王道はな」
「創作だけやないですね」
「政でもそうでな」
「オーソドックスな政策は効果がありますね」
「基本に忠実な」
そうしたというのだ。
「真面目な政策はな」
「確かに効果があります」
「そして戦も政の中にある」
「それやとですね」
「戦、戦略戦術もな」
こちらもというのだ。
「オーソドックス、基本的な王道のもんがな」
「一番ええですね」
スタインベックも言った。
「ほんまに」
「そやろ、実際わい等もな」
「オーソドックスに戦ってきましたね」
「下手に奇をてらうとな」
「あきません」
「そや、ほんまな」
実際にというのだ。
「変な攻め方するとな」
「負けますね」
「一見斬新でかつてなかった様な戦術でも」
「その実はですね」
「オーソドックスやったりとかな」
「そうしたことが多いですね」
「長弓隊を用いてもな」
百年戦争におけるエドワード黒太子が用いた、長弓のロングレンジ攻撃においてイングランド軍は勝ち進んだのだ。
「それは斬新やったか」
「ちゃいますね」
「長射程の武器を用いるのはな」
「戦術の基本の一つですね」
「そや、それをやっただけでな」
エドワード黒太子はというのだ。
「斬新な戦術じゃない、ただな」
「騎士の時代にそうした戦術を用いた」
「兵達を訓練してな」
「そのことが凄いですね」
「そや、柔軟さが大事であって」
それでというのだ。
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