第百七十一話
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第百七十一話 トランクスで快適
小田切君は二匹にさらに話した。
「トランクスがいいよ」
「好きか?トランクス」
「いいっていうと」
「好きだよ」
実際にというのだ。
「快適だからね」
「それでか」
「小田切君トランクス派なんだ」
「ゆったりしてる感じで」
「ああ、ボクサーってぴっしりしてるな」
「身体にフィットしてるからね」
「僕はどうもそれが違和感あって」
ライゾウとタロにこう話した。
「下着はトランクスがいいんだ」
「成程な」
「ゆったりしたのがいいんだね」
「だから女の人のね」
小田切君は異性の下着の話もした。
「ショーツはね」
「あれはぴっしりしてるな」
ライゾウはまさにと答えた。
「本当に」
「そうそう、完全にね」
タロも頷いて続いた。
「身体にフィットしてるね」
「そうした感じだよな」
「僕は下着はある程度ゆったりしたものが落ち着くからね」
だからだとだ、小田切君はまた言った。
「そっちの方がいいんだ」
「トランクスの方がか」
「小田切君はそれでトランクス派なんだね」
「それで間違ってもブリーフは穿かないよ」
この下着には強い拒絶反応を見せた。
「ぴっしりしてるしさっきも言ったけれど」
「変態さんが穿くイメージがあるからか」
「それでなんだ」
「強烈にね」
こう言っていいまでにというのだ。
「僕の中でのブリーフのイメージはそうなんだ」
「何か偏見っぽいけれどな」
「好き嫌いはあるしね」
「小田切君の下着の好みはそうか」
「そういうことだね」
「うん、それと博士はね」
ここで小田切君は博士の話をした。
「どうなのかな」
「ああ、わしが話すぞ」
こう言ってだった。
博士が出て来た、そして博士は小田切君とライゾウそれにタロに対して自分の下着のことを話すのだった。
第百七十一話 完
2024・6・1
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