第二十七話 真の悪との戦いその十六
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「やがて他の場所に何らかの店を開くなら」
「その時は」
「彼等を店員にしたい」
こう望に話した。
「そうも考えている」
「そうなんだ」
「人間の姿になれる様にもしてな」
「子供は大好きだ」
モンスターが豪快に笑ってポーズまで付けて言ってきた。
「今はな」
「そうだな、子供達を楽しませる」
「そうしたお仕事をしたいわね」
メイスンもファラも微笑んで話した。
「お店をやらせてくれるなら」
「そうしたものがな」
「その時はどう楽しませる」
メッサージュウも言ってきた。
「果たしてな」
「考えるだけで楽しくなる」
サイゴーンはこう言った。
「実にな」
「オヤビンと一緒に頑張るぞ」
ジュウオウもポーズを付けて言った。
「その時はな」
「子供が笑うだけで違う」
メッツァーが思うのはこのことだった。
「見てもな」
「そうだ。子供達を楽しませよう」
アクアイガーもまさにと言った。
「ドクターマン様が働かせて頂けるならな」
「子供達の笑顔がドクターマン様の今の願いなら」
ファラキャットも言ってきた。
「我等は喜んで」
「うむ、これから考える」
ドクターマンはギアの家族に返した。
「店を持つにしてもな」
「それでは」
「我等はその時はです」
「ドクターマン様と共に働きます」
メイスン、ファラ、モンスターは笑顔で応えた、ドクターマンは彼等の言葉に表情を変えない。だが。
ギアの面々を見てだ、マーベラスは言った。
「こうした連中ならいいな」
「そうだな、邪悪さは全くない」
ラクレスも思うことだった。
「かつて人間と滅ぼそうとしてもな」
「元々こうだったんだろうな」
「人間として悪い部分は希薄だったな」
「そこが違うんだよね」
アラタは考える顔で述べた。
「プラジア達と」
「行動に悪意があるかどうかだ」
ラクレスはアラタにこう話した。
「それ次第でだ」
「全く変わるよね」
「そうだ、行動に悪意があるとな」
「邪悪なものになるね」
「これから我々が戦う者達はその悪意がだ」
「とんでもなく多いね」
「悪意の塊と言っていい」
それこそというのだ。
「あの者達はな」
「そこが他の敵と違うね」
「全くな」
「結構憎めない相手もいるし」
オトはこう言った。
「クレオンとかね」
「そういえばラッキューロ達も最初は敵だったけれど」
桐生も言った。
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