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けんぷファー 黒のケンプファー
第五話『一難去ってまた一難・・・ゑ?』

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・・・イヤイヤイヤイヤ!! 俺が? 運べと? 保健室に? 一般男子なら泣きながら喜ぶと思うが・・・俺がやれば教室にすら入ることすら出来なくなってしまう・・・つー訳で!

「ナツル、代わりにやってくれないか?」

「え、あたしが!?」

「貸し一つでいいから! 頼む、俺がやると、他の男子共に殺される・・・」

これは起こりうる事である

「う〜・・・分かったよ。その代わりに、貸し一つだからな」

恩に着る! これで死なずに済むぜ!!
ま、今から教室行っても授業中だから・・・寝る!



「ええ〜っと、たしか屋上は・・・コッチだっ「あの、すみません!!」うおあっ!?」

俺は授業をサボ・・・もとい体調不良で、sleapingするために屋上の場所を探していたが、ある女子生徒に話しかけられた・・・久崎さんビックリです

「えっと、何か用・・・?」

「先輩!」

おぉう、なんでしょう?

「生徒会室に行くにはどうしたらいいでしょうか!?届け物があるんですけど私場所がわからなくて私まだこの学院の事よくわかってないんで詳しい先輩に教えてほしいと思ってるんですが先輩みたいな綺麗で格好いい人に案内してもらえると凄い嬉しいんですけど!」

うん、凄い肺活量だね。頑張ったね・・・

「つか、綺麗って何? 格好いいって何? 男に綺麗ってあんま嬉しくないし、別に格好よくないよ・・・?」

「え? 先輩、女子生徒じゃないんですか!?」

どうなったら俺が女に見えるんだよ!?

「あのさぁ・・・女子だったらなんで、専用の制服着てないの?」

「『こんな女々しい制服着てらんねぇよ!』的な感じなのかな〜って」

どんな女子生徒だよ・・・それ

「それじゃあ、先輩は何しにここへ?」

「(・・・無理)」

理由:後輩に「授業サボるために屋上へ行く」なんて言えない・・・

「取り合えず、先輩の名前とクラスと体重と×××を教えて下さい!」

「(ちょ!? 女子が口にするものじゃありません!!)」

マシンガントークに押され気味の詩楼・・・そこに

「あれ? 詩楼さん?」

「詩楼? どうしたんだ?」

ナツルと紅音が偶然通りかかったのだ

「えぇッ!なんで紅音がこんな綺麗で格好いい人と知り合いなのッ!?というよりあなたは星鐵三大美女の瀬能ナツルさんッ!?」

あー、こりゃまた面倒な事に

詩楼の予想通りにこの後更に騒がしくなったのは言うまもでない
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