第75話「爆撃」
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ィア〉から、ヘルベスティア砲が発射。ヘルベスティア砲の陽電子ビームがとあるブリリアンス艦の命中、シールドを突破され轟沈となった。
ヘルベスティア砲の正体は、反射衛星砲である。ガミラスが開発した兵器であるが、元々これは戦闘兵器ではなく、遊星爆弾の加速と軌道角調整のための点火システム。この点火システムに使用されていた大口径長射程陽電子砲を某大佐が「攻撃兵器への転用」を思いつき、戦闘に投入したのだ。
非戦闘兵器ではあるものの、元々相対速度が高い場合が多い小惑星を精密に照準して命中させられるものであった為、敵艦を照準する際にも何ら問題にならなかった。
したがって、だ。
軌道上にある衛星システムこと人工衛星に向けて陽電子エネルギーを発射し、経由、リフレクターによって形成された反射フィールドによって反射させる。
それが、ヘルベスティア砲―――反射衛星砲だ。
なお、ヘルベスティア砲ではあるが、これはガミラスの科学奴隷によって作られた。某金髪中尉を筆頭としたガミラス人は、腹の奥底から怒りをぶつけたい想いであるのはここだけの話。
閑話休題
爆撃と迎撃。
苛烈さを増すばかりのその時だった。
「人型機動兵器―――《ラズグル》、全機出撃」
艦隊旗艦ヴェネター級〈ダークネス〉から、漆黒の機械巨人―――人型機動兵器《ラズグル》が出撃した。
《ラズグル》は、NASAが開発した戦術機をベースにした人型機動兵器だ。機能や性能、見た目などにおいては地球とそう変わらない。
耐熱対弾複合装甲や対レーザー蒸散塗膜、高い機動性もが地球の戦術機と同じ。
ただ違う点があるとするならば、圧倒的な加速力が出せなく変身出来ないこと、漆黒の塗装が為され金色の奇妙不可解な紋様が刻まれている、だ。
特にこの塗装は、4号ことダークネス卿所属である証でもあった。
その《ラズグル》が、一斉に飛翔した。その数、およそ三百機。
《ラズグル》だけでなら過酷で絶望的でもあっただろうが、艦砲支援と爆撃機、ヴァルチャー級ドロイドファイターといった援護がある。孤独な戦いではなかった。
ブリリアンス版戦術機こと 《ラズグル》の軍隊は、スロットルを全開にして強襲を仕掛けた。
新たなに出現した《ラズグル》の軍隊を、メダルーサ級地上戦車群の一部とニードルスレイブが迎撃する。
《ラズグル》の一部が迎撃行動に移行し、同胞である《ラズグル》隊の突入の援護を行った。援護を受けた《ラズグル》隊は次々とメダルーサ級地上戦車に肉薄し、艦橋を攻撃した。無人によって制御されているのは、判明されているからだ。
ミサイルに大口径パルスレーザー砲、超電磁砲―――通称レールガン。ありとあらゆる武装を受けたメダルー
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