暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第139話 シャルバの恐ろしい野望!勝利の鍵はサイラオーグ!?
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「そうね、痛いし苦しいわ。でも貴方の攻撃は私の魂には決して届かない。好きなだけ攻撃すればいいわ、私は絶対に倒れない……!」
「うっ……!?」


 リアスの鋭い目つきにシャルバは怯えて後ずさった。リアス、あそこまでの覇気を出すとは……


「今よ!小猫、貴方の技を借りるわ!」


 リアスはシャルバの口を両手で掴みそのまま担ぎ上げた、そして勢いよく落下して地面に着地した。


「口裂けリアスバスター!」
「がはっ!?」


 リアスの放った技がシャルバの口を大きく引き裂いた。シャルバが再生能力を持っていなかったら悲惨な死体になっていたな……


「サイラオーグ、今よ!」
「ッ!」


 リアスの言葉に俺はハッとなりすぐさま行動を移した。高速で動きシャルバの口に侵入して奴の体内を進んでいく。


「ここは胃か?」


 体内を奥に進むと広い空間に出た、そして辺りを見渡していると木場祐斗が肉の繭のようなものに閉じ込められているのを見つけた。


「木場!それにエスソシスト達も一緒か!」


 すぐ近くにエクソシストの二人も同じように肉の繭に閉じ込められているのを見つけた。早く助け出さなければ!


 俺はそう思い彼らに駆け寄ろうとする、だが肉の地面が盛り上がり虫のような生き物の形に変化した。


「むっ!?」
「キシャァァァッ!」
「マッハパンチ!」
「ゴビャッ!?」


 襲い掛かってきた虫を拳で打ち砕いた。


「なんだ、大したことは……!?」


 あっさりと倒せたことに拍子抜けする俺、だが再び肉の地面から虫が現れて襲い掛かってきた。


「はあっ!!」


 回し蹴りで虫を粉々に砕くが、すぐにまた新たな虫が現れた。しかもその速度が尋常ではなく次々と虫が現れて俺は取り囲まれていった。


「くそっ、強さは大したことは無いが数が多すぎる!」


 パンチや蹴りで虫を倒していくが、俺が倒す速度よりも現れる速度の方が早いので追い込まれてしまう。


「離せ!この!」


 虫がまとわりついてきて俺を動けなくする、そのまま数で押しつぶそうと集まってきた。


「ぐう……このままでは押しつぶされてしまう!」


 逃げようにも数が多すぎて体が動かせない、このまま死んでしまうのか……?


「……いや、俺はまだ死ねない!まだ母上との約束を叶えていないのだ!それなのに死んでたまるか!」


 眠り続ける母上に誓った約束、それは魔王になるという夢だ。


 俺は必ず魔王になると誓ったのだ、その誓いを果たしていないのに死ぬわけにはいかない!


『……サイラオーグ様』
「そ、その声はまさかレグ
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