第19話:女装巨乳美男子の漢気!
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属性の上級魔法であるエクスカリバーを放った。
「ぐおおぉーーーーー!」
2本の竜巻に挟まれたプレートアーマーケンタウルスは、バラバラになりながらもがく苦しんだ。
「そんな馬鹿な!この俺が……この俺があぁーーーーー!」
自分の敗死を全く理解出来ないプレートアーマーケンタウルスが敗北を否定する様に叫ぶが、グートミューティヒがまた誹謗中傷を口にする。
「無敵って言うのはな、敵が1人もいないから無敵なんだよ。だから、お前の様な四方八方敵だらけの馬鹿糞上司風情が無敵を名乗る事事態がおこがましいんだよ……この雑魚が」
プレートアーマーケンタウルスは敗死寸前にも拘らず、またしても激怒した。
「ぐおおぉーーーーー!殺してやるぞぉーーーーー!胸がデカいだけが取り柄の糞無能女があぁーーーーー!」
だが、最期の怒号も虚しく、プレートアーマーケンタウルスは粉々になってグートミューティヒ達の頭上に降り注いだ。
それを拾ったアムは、悲しそうに説教を垂れた。
「馬鹿な奴だ。手に余るプライドなんか捨てて、逃げる勇気を奮っていれば、この戦いの結果は変わっていた……筈なのに」
アムは、ダークマーメイドでありながら人間を見下しながら世界を侵略する魔王への憎しみを更に強めた。
プレートアーマーケンタウルスを倒したグートミューティヒは、近くにいたポルターガイスト系モンスターを優しく説得した。
「良いよ。逃げても」
すると、モンスター達は一目散に逃げた。
それを観ていたマシカルは呆れた。
「良いの?これで?」
その質問に対し、グートミューティヒは茶化す様に冗談を言った。
「あいつらが後で人間を襲うかもって?その時は、責任を持って僕が倒す!」
「私が言いたい事はそう言う事じゃなくて―――」
アムがマシカルの頭を掴んだ。
「それ、どう言う意味かなぁ?」
返答次第ではアムとマシカルが殺し合いになりそうだったので、グートミューティヒが説得に入る。
「やめなさい2人共。もう戦いは終わったんだから」
グートミューティヒの言葉に、アムは少々不満げに手を放した。
「解ったわよ」
こんなやり取りを観せられたマシカルは、グートミューティヒがプレートアーマーケンタウルスに勝った理由がますます解らなくなった。
「貴方達、いつもこんな感じなの?」
「そうだけど」
あっけらかんと答えるグートミューティヒに呆れるマシカル。
「経験値稼ぎはどうしてるのよ?」
「そこまで考えてない」
「考えてないって……」
グートミューティヒはふとある疑問を思い出した。
「考えてないと言えば、何で君は勇者一行から追い出されたの?」
「それはアンタが……」
と言いかけ、それは違うと感じたマシカル。
「は言い訳になっちゃうわね。そうよ、呪文詠唱が遅い私が悪いのよ。その欠点をちゃんと
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