第19話:女装巨乳美男子の漢気!
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンスターは人間の敵』と言う考えは更に悪化し、遂には経験値を稼ぐ為にモンスターを殺す事に何の罪悪感を抱かなくなった。
しかし、グートミューティヒは『モンスターは人間の敵』と言う常識に堂々と反発し、敵対以外の道を切り開こうとしているのだ。
グートミューティヒが魅せた勇者一行に無い物に魅入られて動けなかったマシカルは、グートミューティヒの叫びで正気に戻った。
「そこの!避けろ!」
ハッとするマシカルの目の前にプレートアーマーケンタウルスが落下し、着地すると同時に衝撃波が発生してマシカルを吹き飛ばした。
「ふん!やはりこの女は弱い。そして俺は雑魚じゃない―――」
ボーッとしていたマシカルを吹き飛ばした事でいい気になっていたプレートアーマーケンタウルスに対し、グートミューティヒは更にダメ押しの様な悪口を言った。
「糞上司より雑魚に敏感に反応するなんて、本当は自覚してるんじゃないの?」
「雑魚は俺ではなくあの女だ!俺は無敵!」
「お前、雑魚のクセに馬鹿か?魅力無いね?」
プレートアーマーケンタウルスは前足を高々と上げながら怒り狂った。
「馬鹿は貴様だぁー!雑魚の意味を知らぬ弱者がぁー!」
プレートアーマーケンタウルスは穂先からレーザーを照射した。
だが、グートミューティヒ達に簡単に躱され、ブビィははじけるほのおを放つが、
「炎が砕けた!?炎は効かないと言う事か!?」
今度はピカチュウにでんじはを放たせるが、これもプレートアーマーケンタウルスには通用しない様だ。
「これで解ったろう。俺は強く、お前達は弱い」
しかし、グートミューティヒはガバイトにすなじごくをやらせた。
「ぐおっ!?」
プレートアーマーケンタウルスにそれなりにダメージを与えた様だが、グートミューティヒは満足しなかった。
「これも違うなぁ……」
グートミューティヒの「違う」によって、マシカルはグートミューティヒの意図が読めた。
(違う?……まさか!こいつの苦手属性を探しているのか!?)
その途端、マシカルの行動は早かった。
「ブリザー」
「む!?」
プレートアーマーケンタウルスはマシカルからの予想外の攻撃に少し驚いたが、残念な事に氷もプレートアーマーケンタウルスにはあまり効果が無かった。
「残念だったな。そんな初歩的な攻撃魔法はこの俺には効かん」
だが、そんなプレートアーマーケンタウルスを更に馬鹿にするグートミューティヒ。
「初対面の敵に最初から上級魔法?お前は馬鹿か?」
が、さっきまでの怒りが嘘の様に鼻で笑うプレートアーマーケンタウルス。
「ふん。上級魔法が使えないの間違いではないのか?見え透いた言い訳は自分を―――」
「雑魚に魅せるとでも?馬鹿な雑魚らしい言い分だね?」
プレートアーマーケンタウルスは再び激怒した。
「雑魚は貴様だあぁ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ