暁 〜小説投稿サイト〜
現実世界は理不尽に満ちている!
第70話「え、3号が死んだ?何故??」「よしよし、いい子だ」
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てる。流石だ。私が欲しい言葉を的確に言ってくれる。
 もしもB1バトルドロイドであれば、破壊していることだろう。

 「敵艦隊の配置は?」

 スーパー戦術ドロイドが頷くと共に、ガトランティス艦隊の配置がホロテーブルに展開された。

 岩盤によって封印されているテレザート星は簡略化された画像へ変わり、岩盤も同様に凹凸となった簡略化されたものとなった。
 最後の巨大岩盤が嵌められる箇所は《テレザート》を覗く穴となり、巨大岩盤はその手前にあった。

 「運搬作業中ノ最後ノ巨大岩盤ハ、テレザートノ公転軌道面に存在シマス。敵ノ守備艦隊ノ所在ハ、偵察フリゲートト【ブローブ・ドロイド】にヨッテ確認シマシタ」

 説明を進めるスーパー戦術ドロイドは、ホロテーブルに設えた装置を使用し画像を動かした。

 瞬間、ガトランティス艦隊を示すアイコンが浮かび上がる。最初に表示されたのは、運搬されている巨大岩盤の"外側"に位置するガトランティス艦隊だ。

 岩盤前面に展開しているガトランティス艦隊は、まるで門番さながらだった。

 「公転軌道面に沿ッテ展開中ノ敵艦隊ハ、全てミサイル戦艦デ構成サレテイマス。艦種ハ―――ゴストーク級ミサイル戦艦80隻」

 その言葉に続いて岩盤の"内側"―――内部空間に新たなガトランティス艦隊を表すアイコンが示された。

 「岩盤の後方―――開口部二ハ、テレザート星ヲ直接封鎖スル直掩艦隊ガ布陣シテイルモノト想定サレマス」

 アイコンと共に、"後衛"の敵艦隊の陣容が表示される。"後衛"を率いるメダルーサ級殲滅型戦艦1隻、ナスカ級空母13隻、ラスコー級巡洋艦30隻、ククルカン級駆逐艦60隻で構成されていた。

 それだけではありません、とスーパー戦術ドロイドは続ける。

 「岩盤ノ内壁ヤテレザート地表二モ、敵ノ陸上戦力ガ展開サレテイルモノト想定サレマス」

 既に配置された封印岩盤の内側―――テレザートに面する側や、惑星テレザート地表にもガトランティス艦隊の所在を示すアイコンが出現する。

 敵地上部隊の予想兵力は全く不明で、未確認の兵器を有している可能性もある。

 だが、それがどうした?
 敵は全て、殲滅する。この方針に、変更は無い。
 
 そもそも、だ。
 戦力は、漆黒艦隊のほうが上。あのガミラスですら標準装備し始めているゲシュタム・ウォール―――シールドを、ガトランティスは装甲に頼りきりで装備してない。

 「…フフッ、これは勝ったな」
 
 もう勝った気でいるダークネス卿に、スーパー戦術ドロイドが告げる。

 「二時間後、艦隊ハ《テレザート解放作戦》ヲ開始シマス」

 そうかそ
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