第百三十八話 肩と肘その十一
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「逆にね」
「大変な目に遭うわね」
「新聞もそうだしテレビなんか」
「もっと酷いわね」
「もうテレビなんてね」
それこそというのだ。
「その新聞以上にだよ」
「嘘吐くわね」
「しかも責任取らないし」
これはマスコミ自体がそうである。
「だからね」
「テレビはもうね」
「その言ってることチェックして」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「信じることね」
「テレビは特に嘘吐くからね」
「平気でね」
「確信犯で」
それでというのだ。
「視聴者騙そうとするから」
「それ犯罪じゃないかしら」
一華はその話をうどんをすすりつつ聞いて言った。
「もうね」
「嘘だからね」
「下手したら煽るわね」
「実際に煽ったこともあるしね」
「扇動とかそういうのってね」
「俺も思うよ、犯罪じゃないかって」
達川にしてもというのだ。
「実際にね」
「そうよね」
「少なくとも報道したらね」
「駄目よね」
「報道資格ってあるけれど」
日本にはだ。
「それを取り上げてもね」
「いいわね」
「とある会社の社員さんの内部告発があったけれど」
とある報道番組でだ。
「その人その会社の社員さんじゃなかったんだ」
「じゃあ誰?」
「とある劇団の人だったんだ」
「役者さんね」
「その人を社員ってことにしてね」
その会社のだ。
「告発させていたんだ」
「それ確信犯の捏造よね」
「そうだよね」
「その番組絶対に信用出来ないわね」
「しかもこの役者さん後でキャスターの人が社長の芸能事務所に入ってるから」
「尚悪いわね」
「こんなことがあったから」
報道ステーションという番組でのことだ、こうした確信犯で悪質な捏造が平然と行われるのが日本のテレビ局なのだ。
「だからね」
「とんでもないわね」
「だから新聞や雑誌も問題だけれど」
「テレビは最悪ね」
「昔言われたけれど」
一華にこう前置きして言った。
「テレビ観たら馬鹿になるって」
「それ私も言われたわ」
一華もそうだと返した。
「そうね」
「一ちゃんもなんだ」
「ええ、実際にそうよね」
「普通に騙して煽ってくるからね」
「それじゃあね」
「何処かの国の国家元首でもいるよね」
達川はこうも言った。
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