第二十七話 真の悪との戦いその八
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「調べてみると」
「そうだな、彼等の中の絆がありな」
「人間的な感情が多く見られ」
「邪悪さはほぼ感じられず」
「悲しさを感じますね」
「特に崩壊した時にな」
「そうですね」
「邪悪な者達は違う」
きっぱりとだ、長老は言い切った。
「その心は悪意に満ちていてだ」
「行動もですね」
「それに基づき調べていても嫌悪を感じる」
「それが邪悪ですね」
「ダグデド達がまさにそうだが」
邪悪であるというのだ。
「しかしな」
「それでもですね」
「ギアにはそれが感じられない、その彼等が復活してもな」
そうしてもというのだ。
「私も問題ないと考える」
「また動くことはないですね」
「人類社会への攻撃はしない」
「何があろうとも」
「彼等あ平和に暮らす」
「どんな組織でも悪事を行わないなら問題があるか」
鳳はその目を鋭くさせて言った。
「それがジャークマターでもな」
「そう言われるとないと答えるしかない」
メルトが鳳の今の言葉に言った。
「全くな」
「そうだな」
「侵略や破壊をしないならな」
「どんな組織も問題はない」
「ジャシンカ達もそうなっているという」
メルトは今は地底で平和に暮らしている彼等のことを話した。
「そして今のドルイドン達もだ」
「侵略や破壊を行っていない」
「それならだ」
「問題がある筈がない」
「そうだな」
「ギアも同じだな」
コウは真面目な顔で話した。
「本当に」
「そうだな、平和に暮らしていると問題はない」
「ダグデド達との戦いの後でも何もしないなら」
「そうであるならな」
「その組織の種族等が問題ではないってことね」
オトはコウとメルトのやり取りを聞いて言った。
「つまりは」
「そうだ、クレオン達も平和に暮らすならな」
「私達が止める必要はないわね」
「考えと行動だ」
問題はとだ、コウはオトに話した。
「考えがおかしいならあらためさせてだ」
「行動するなら止める」
「そうする、しかしな」
「まともな考えで何もしないなら」
「俺達も何もしないくていい、むしろ種族や信仰が違うというだけでだ」
そうしたことでというのだ。
「攻撃するならな」
「その方が問題ですね」
「そうだ」
コウは強い声で言い切った。
「むしろな」
「そうなのね」
「そうした考えでな」
「私達もやっていくことね」
「そういうことだ」
まさにというのだ。
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