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スーパー戦隊超決戦
第二十七話 真の悪との戦いその二

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「その実はな」
「人間だったのね」
「どういった身体でも心が人間なら人間だ」
「だからギアも人間ね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「まことにな」
「それでなのね」
「彼等は人間だった、私は人間を否定していたが」
「人間を生み出していたのね」
「そして人間達と共にいてな」
 そうであってというのだ。
「仲間と思っていた」
「部下であって」
「それと共にな」
「親しみを感じていたんだね」
 ブランエリも問うた。
「そうだね」
「強くな」
「そうだったね」
「だから倒されていってだ」
 ギアが崩壊していく中でというのだ。
「悲しさも無念も感じていた」
「そうだったのね」
「それでだ」
 その為にというのだ。
「私はギアが崩壊してからわかった」
「彼等が人間だったと」
「そして私は人間を否定していたつもりがな」
「否定していなかった」
「そうだった、だからな」
「もうギアが何かをすることはないね」
「絶対にな」
 ドクターマンは言い切った。
「もうそれはない」
「それはわかった、では貴方の好きにするといい」
「ギアを再興する」
「ではな、だが我々もだ」
「戦うな」
「そうさせてもらう」
 ドクターマンに微笑んで答えた。
「ダグデド達とな」
「それではな」
「早速取り掛かる」
 ドクターマンは意を決した顔で言った。
「彼等を復活させる」
「今すぐに?」
「そうだ」
 ハスティーに顔を向けて答えた。
「そうさせてもらう」
「すぐに出来るんだ」
「言った筈だ、素材と資金はすぐに準備出来てまだ残っているからな」
「ギアを復活させられるんだ」
「そうだ、そして彼等で以てだ」
「ドクターマンさん自身を護るんだ」
「君達だけに手間はかけさせない」
 絶対にというのだ。
「もうな」
「それじゃあ」
「今からな」
 まさにというのだ。
「はじめる、しかも今私が言っているのは当時の技術でだ」
「確かギアがあったのは三十年以上前だったわね」
 ランが言って来た。
「今から見るとね」
「技術的にはかなり昔だな」
「そうよね」
「特にコンピューターがな」
 こちらの技術がというのだ。
「全く違う」
「だから今の技術を使えば」
「一度造ったものなら極めて迅速にだ」
「復活させられるのね」
「そうなる、しかも復活した彼等はな」 
 ギアの者達はというのだ。
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