第27話「連合艦隊って響がイイよな」
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線の滑走路を持っていることから空母であるのは一目で分かるが、空母の割に重武装。重武装空母とも呼べるだろう。全長は334m。
巡洋艦は空母部分を巡洋艦にしたような艦で、鋭く尖った頭部が上下に並ぶのが特徴だ。ガトランティス艦隊の中核を担っているのだろう。全長は240m。
戦艦は双胴型のシルエットが特徴で、艦体の三分の一はあろうかという巨大な有砲身の五連装砲台を前甲板に配置している。全長は505m。
この戦艦が1隻のみということは、旗艦であるのは間違いない。同時に決戦兵器を装備しているのも、この旗艦に違いない。
ガトランティス艦隊の配置を確認しようとした時、報告を耳にする。
「全機、発艦準備完了。全サイレントアサシン護送艦ノ発進準備ガ完了」
その報告を帰いた艦長代理は、命令を下した。
「全機、全サイレントアサシン護送艦、発艦せよ」
「ラジャー、ラジャー」
命令が下されたヴァルチャー級とサイレントアサシンは、母艦から次々と発艦していく。飛び立った艦載機は編隊を組み始めた。
発艦を完了する間に艦長代理は、ガトランティス艦隊の全容を確認する。
ガトランティス艦隊はシャンブロウを三方向から取り囲んで包囲網を縮めつつある。絶対に逃がさない構えだ。情報では本隊と思しき艦隊37隻、空母を含む機動艦隊10隻、巡洋艦・駆逐艦で構成されている前衛艦隊20隻。数でいえば、連合艦隊よりガトランティス側が上だ。
艦長代理はガトランティスの配置図を見つめ、敵の意図に改めて気がついた。数では優位なのだが、ガトランティスは作り出した包囲網により、その戦力を分散させていた。
事実、ガトランティスは、艦隊を3つに分散していた。前方に前衛艦隊。前衛艦隊の後方に本隊。そして、かなり距離を離した右翼後方には機動艦隊。となれば、だ。連合艦隊の全戦力を以って敵本隊に集中すれば、各個撃破が可能となり、勝機は見えてくる。
しかし、旗艦が居ない艦隊に戦力を集中してしまえば、戦力の浪費…下手すれば後背を討たれる可能性だって考えられる。
したがって、全ての航空隊と護送艦は右舷の機動艦隊に当てるべきだと、艦長代理は思う。ガトランティスの航空戦力がどのくらいかは判明していないが、これらの航空戦力であれば勝てる見込みはあるだろう。
更に、だ。
アクラメータ級から航空戦力を次々と発艦させている最中、ガミラス戦闘空母と宇宙戦艦ヤマトから次々と艦載機を発艦し、編隊を組む。
ブリリアンス・地球・ガミラスからなる合同航空隊。発艦した艦載機の数は複数。敗北の可能性は低くなった。
「艦長代理」
方針を決めた艦長代理はそれを提案しようとした時、ギルド長スヴェートから声を掛けられた。通信
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