第26話
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ニヤリっとした笑みを浮かべた。
艦長代理は肩を竦めた。今に始まった訳ではないからだ。
「発進準備、完了シマシタ」
OOMパイロット・バトルドロイドが艦長代理に報告した。
「発進準備、整いました」
それを聞いた艦長代理は復唱した。
「そうか。では、ガトランティスを叩き潰すとしよう。全艦隊、発進せよ」
スヴェートの命令でブリリアンス艦隊のエンジンが動き出し、量産型機関から放たれる赤い粒子とオリジナル機関から放たれる蒼い粒子を放ちながら、現宙域を離れていく。
少ししてスヴェートは全艦隊に向けての放送を入れ、マイクを手にする。〈スラクル〉の操舵士、索敵士を除くドロイドはスヴェートの後ろに整列し、言葉を待つ。一呼吸を置いてから、スヴェートは全艦へ向けて言葉を発した。
「旗艦〈スラクル〉より、全ドロイドへ。ガトランティスを叩き潰し、無事に本星へ帰還する」
そこで一呼吸を置き、力強く伝えた。
「我に続け!」
『ラジャー、ラジャー!』
整列していたドロイドは、己の仕事に戻った。
「さぁ、ガトランティスを撃滅しよう」
艦窓に歩み寄ったスヴェートは仁王立ちし、獰猛な笑みは浮かべた。
「そうですね」
その様子を控えるように見ていた艦長代理は、微笑んだ。
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