第22話「【テロンの戦艦ヤマッテ】を追う艦隊」、「出撃する艦隊」
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いお〜。
〈???艦隊旗艦SIDE〉
赤い巨大艦以下の20隻以上のガミラス艦隊を【新兵器】により撃滅させた〈???艦隊旗艦〉。撃滅させた〈???艦隊旗艦〉は艦隊を率い、しばらくして【テロンの戦艦】を確認した【彼】により、かの戦艦へと攻撃を仕掛けた。
しかしながら、だ。
攻撃を仕掛けたものの、【テロンの戦艦】は防御兵装を装備している為、攻撃が中々通らない。
???流石は【テロンの戦艦】。それでこそ献上する価値があるというもの。当時、【彼】が獰猛な笑みを浮かべながら言っていた。
だがその【テロンの戦艦】は惑星の表面に降下してしまった。【彼】は前衛艦隊に追撃させたが、見失ってしまった。【テロンの戦艦】は空間跳躍―――ワープで離脱したのだ。
艦隊は現在、その惑星の宙域に待機していた。
「―――えぇい!未だ見つからんのか!」
艦隊司令官である彼―――雷鳴の戦士ゴラン・ダガームの怒号が、艦橋に居る全ての者の耳に届いた。
グタバ方面の大都督であるゴラン・ダガームの年齢は、地球の年齢換算にして42歳。身長は2m以上あり、彼の身体は銅のような屈強な身体であることから、鍛えられているのがよく分かる。その屈強な身体には中世ヨーロッパのような甲冑を纏い、袖無しの陣羽織のような物を羽織る。
柄が入った山羊のような刀を肩に掛けたその人物ことダガームは、常に1mはある両刀のバスターソードを両手で使い杖のように扱っていたが、今は鞘に収めていた。
何処かの戦いで受けた傷なのか、顔の左半分には獣の鋭い爪で抉られた跡があり、初めて会う者全てに恐怖を感じさせる強面だ。最も、初めてに限らず、只今ダガームが絶賛イラついている為、艦橋に居る全ての者は恐怖に慄いていた。
無論、彼らは一般人ではない為、ダガームに慄きつつも、今も己の仕事に従事している。
共通なのか、彼らは緑の肌を持っている。
「あ、後少しであります」
航路担当が汗を額から流しつつ、そう答えた。彼は、ワープした【テロンの戦艦ヤマッテ】が残した残存物質をトレース―――追跡を行っている。任務にあまりにも長い時間を掛けると、ダガームが座乗するこの艦においては命に関わる。【空間航跡】をトレースしている航路担当は正確にそして迅速に、目の前の仕事に集中する。
だが、元々気の短いダガームは、もう既に限界であった。彼はソファーのようなキャプテン・シートから腰を上げるや、床へと唾を吐いた。そして、ゆっくりとゆっくりと、【空間航跡】をトレースしている航路担当に向かって歩く。
【空間航跡】をトレースしている航路担当は思わず息を飲み、彼に連動するように、周囲の者も生唾を飲み込んだ。
ダガームが、鞘からバスターソ
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