暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
日常編
溜まっていく戦闘欲求
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「へえ、結構本気でやったのになぁ」

「当たり前だ、貴様ごときの不意打ちなど当たるか。だが、カカロットとの闘いの前のウォーミングアップにはなりそうだ」

やはりサイヤ人との会話は拳の方が早い。

悟林はニヤリと笑ってやる気になってくれたベジータと向かい合い、舞空術で上空に移動すると構えた。

「行っくぞーーーっ!!」

「ふんっ!!」

互いに気を解放して拳をぶつけると下にいるブルマとヤムチャが衝撃で吹き飛ぶが、悟林とベジータは構わず拳と蹴りをぶつけ合う。

ベジータの回し蹴りを腕で受け止めると痛みと熱を感じるが、それがとても心地良い。

何故悟飯がこれを嫌がるのか全く理解出来ない。

「俺との手合わせで笑うなど随分余裕だな?」

「ベジータさんこそ楽しそうで何よりだよ」

ベジータも好戦的な笑みを浮かべて悟林の猛攻を捌いており、2人の攻防はどんどんヒートアップしていく。

「あんた達ーーーっ!!止めなさーいっ!!」

「「うるさいっ!!」」

楽しい時間に水を差すような言葉に反射的に返すと互いに気功波をぶつけ合うと爆発が起こる。

同時に動いた2人は激しい乱打戦に持ち込む。

互いを傷付けながら獰猛な笑みを浮かべる2人にこれ以上はまずいと判断したヤムチャは間に割って入ろうとする。

「「はああああああっ!!」」

「ほげえっ!?」

全力の拳を繰り出した瞬間、ヤムチャが割って入ってヤムチャの頬に2人の拳がめり込んだ。

「「なっ!?」」

驚いた2人が拳を下ろすとヤムチャが地面に落下し、気絶する。

「チッ、興醒めだ」

「もうっ!良いとこだったのにっ!!」

邪魔が入ったことでベジータは興醒めしたのか地上に降り、悟林も不満そうに降下した。

「あんた達何考えてんのよ!こんなとこで暴れて!!」

「フンッ」

「むうっ」

ブルマが噛み付くがベジータは顔を背け、悟林は組み手を無理やり中断させられたことに不満そうである。

「悟林ちゃん、そんなに強くなってどうすんのよ。強くなりすぎたら嫁の貰い手がいなくなっちゃうわよ」

「要らないよそんなの」

恋愛とか結婚も興味ない悟林からすれば母親が口酸っぱく言ってくる嫁の貰い手云々は面倒なことこの上ない話題だった。

「サイヤ人は恋愛などと言う甘ったるいことはせんのだ。」

「そうなの?」

「基本的にサイヤ人が結婚するのは種の存続のためだ。特に下級戦士は基本的に戦闘力が低いからな、損失のことも考えて常に戦力の補充を考えねばならんのだ。」

「…サイヤ人って…本っ当に冷めてんのねぇ…」

大体は恋愛をして結婚する地球人と比べてサイヤ人の恋愛事情は果てしなく冷めていると言わ
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