第18話「邂逅」
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
体のラインが分かる制服?スーツ?を着用している、特に女性用は更に身体のラインがよく分かる。気になったのだが、彼らは赤だったり青だったりと、別々に着用しているようだが、何科に所属しているかを簡単に分かるように着ているのだろうか。
「申し訳ありません。所属を話すなと、上から命じられておりまして」
「そうか。いや何、そう緊張することはない。私と同じだな」
ふむ、とスヴェートは顎を撫でた。
やはり所属は言えないだろう、ましてや国家なら尚の事。
「ネレディア大佐殿とバーガー少佐殿に続いて、スヴェート大佐殿まで…っ!」(*小声)
先程から金髪青年から鬼の血相で睨んでいるからな、私ではなく古代達を。…いやいや今更だが私、肌の色は地球人のそれだぞ?青い肌じゃないぞ?何故私だけ睨まれない?
睨まれない以外にも、だ。
同郷から違和感を持たれないのは何故だ?え、何?青い肌の異星人だと思われているのか??
まさか、これも幻覚か?
そういえば先程からジレル人の事で思い出しているが、思い出していてよかった。これ絶対にジレルの魔女が幻覚を見せているだろうな。ふっ、ふふふっ、はっはっはっ!……嘘だろ?スヴェートは内心で絶句した。
「私は遭難シグナルを受信し、救助にやって来た。しかしな、入口が消えてしまってな」
内心で絶句していたスヴェートだが、クールな顔つきをしつつ申し訳ない表情となった。絶句していた事を表には一切出していない。
「それじゃ、儂らと同じじゃな。中に入りしばらく経つと、扉は消えてしまったわ」
「自分達も同じです」
ヴァーレンが応え、古代が続いた。直後、バーガーが暖炉へと歩み、薪を2本ばかり暖炉の中へ放り込んだ。
「他に出口は?」
スヴェートは驚きつつも、他に出口がないか問う。反応したのはネレディアで、彼女は優雅にスヴェートに歩んできた。
「色々と試してみたわ。けどね、私達は……4日間、閉じ込められてしまっている」
「私達?それに古代達は含まれているのか?」
「いえ、彼らは今日来たばかりよ。15〜20分前にね」
スヴェートは古代達に視線を向けた。古代はその通りだと頷いた。
赤々と燃える炎を、バーガーは静かに見つめたままだった。見つめていた彼であったが、スヴェートへと振り向いた。
「スヴェート大佐殿の所属は、古代達と”同じ”で言えねぇだっけか?」
「そうだ。秘密でな」(何が”同じ”か分からんが、話を合わせよう)
「古代達と同じ秘密任務中だってのに、救助にやって来たくれたのにすまねぇな。巻き込んじゃってよ」
「こちらこそ、救助に来たというのに申し訳ない。しかし、あり得るのか。外から出る事
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ