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現実世界は理不尽に満ちている!
第18話「邂逅」
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い肌を持つ男が応える。
 彼は?になぞるようにして傷があり、その傷は縫った後がある。20代ではあるが、青い肌人のリーダーなのだろう。老兵も美女も青年も、彼に従った。

 …た、大佐?
 スヴェートは、内心で首を傾げた。上級大将だぞっというツッコミしそうになったが、それよりも何故ブリリアンスの階級が分かるのだ?というか、所属違うだろう??

 それともう一つ。…クロインに続き青い肌の異星人相手に言葉が通じている、不思議過ぎる。

 「オレはフォムト、フォムト・バーガー。階級は少佐だ」

 青い肌の男―――バーガーに続いて、美女が優しく微笑んだ。薄いピンク色のショートヘア、切れ長の大きな瞳、細く高い鼻筋が通っている彼女は、ファッションモデルでも通用する程の美貌の持ち主。

 「私はネレディア・リッケ。階級は大佐よ。同じ階級者同士、仲良くしましょう?」

 同性でさえも見惚れる程の微笑みをするネレディアに続いて、茶色ベースの軍服を着用し軍帽子を被る老兵は、無邪気な笑顔でスヴェートを見つめた。ネレディア、お前もか…。
 
 「儂はヴァンス・バーレン。階級は大尉じゃ。老兵じゃが、まだまだ若い者には負けんぞ」

 ……?
 え、爺様?ちょっかいを掛けている訳ではないよな?
 バーレンの最後に、最年少である金髪の青年が佇まいを正し、緊張した声音で言った。

 「じ、自分はクリム・メルヒであります!大佐殿!」

 す〜……貴様らー!からかっているんだな?そうだよな?目ん玉どうした?!
 スヴェートは優しく微笑んでいる一方、内心では怒っていた。だが許そう。この私、ブリリアンス・ギルド長スヴェートは優しいからな。話も合わせてやろう。二度目だが所属は違う。

 「さて、次は君達だ」

 スヴェートは、同郷である彼ら地球人のほうへと振り向いた。

 「はっ、古代進であります」

 サラサラとし揃えられた茶髪の彼―――古代進は凛とした姿勢でスヴェートに向き合った。彼は続けて紹介する。

 「相原、新見、沢村、そして桐生です」

 古代は一人ずつスヴェートに紹介し、指された者は会釈した。

 相原。通信の長をしてそうな20代男性。
 新見。青い髪はボブカット、瞳は知的な印象を与えている20代女性
 沢村。サブマシンガンを持っているが、恐らくパイロットであろう青年。
 桐生。女の子らしい長い髪はポニテールにし、活発な雰囲気を感じさせる少女は18歳に違いない。
 
 …ふむ、……間違いなく地球人だ、一瞬だけ頭の上に漢字が見えたと錯覚する程、地球国家の一つ日本人だ。

 「君達は、どこの部隊に所属している?」
 
 クールな顔つきで問い掛けるスヴェート。地球の、とは彼らは言わないだろう。にしても身
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