第12話「元地球人と出会ったギルド長」
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機関と比べると、オリジナルの機関のほうが圧倒的な性能を誇る。
現にスイキ防衛線(最前線)での戦いでは、〇〇〇〇〇〇・ドライブより作り出した【〇〇〇〇〇〇・フィールド】は、敵連合艦隊から繰り広げられる艦砲射撃その一切の砲撃を、新防御兵装フィールドは破られることなく、余裕に防御してみせた。
そんなエターナルストーム級改 /指揮官級が4隻も居る。
艦隊は以上だが、何も艦隊だけで本星を守っている訳ではない。
惑星軌道を移動する旧本部移動要塞も防衛の任に就いている。旧本部移動要塞は惑星と同じく球状となっており、直径は50km。無数のタレットや対艦ミサイル・対空ミサイル、そしてシールドで防御された旧本部移動要塞は、〇〇〇〇〇〇・ギルドが保有する唯一の天体兵器だ。
立派に建てられた要塞基地―――本部は本部上空を覆うようにして偏向シールドが展開されている為、仮に本星防衛艦隊が敗れ敵艦隊による軌道爆撃がされたとしても、問題なく防御することが可能。
偏向シールドによる防御だけではなく、本部から攻撃することも可能。攻撃が可能な理由は存在する。その理由は地上設置型砲台―――【Vー150プラネット・ディフェンダー】が存在するからだ。
【Vー150プラネット・ディフェンダー】。
この兵器は惑星軌道に居る敵艦を攻撃する為に設計された地上設置型砲台であり、巨大な球状が特徴な兵器である。イオンEMP砲から放たれるビームは、一撃のもと艦艇を行動不能状態にする。Vー150プラネット・ディフェンダーの最適射程距離は四千キロメートルで、最大射程距離は十八万キロメートル。この兵器は、本体設置部から約40m下に埋設されたパワージェネレーターから動力を得ている。
この兵器と本部を守る偏向シールドがある限り、安泰だ。
とはいえ、念には念を。
本部とその周辺には地上戦力がこれでもかと展開している。本星の守りは安泰だな。
―――〇〇〇〇〇〇・ギルド本部、司令部。
「報告、重力波ヲ探知シマシタ」
司令部は今、警報で満ちていた。
B1バトルドロイド達が動き、己の仕事に集中していた。
「重力波だと、それは何処だ?」
司令官席に座る黒髪赤眼の女性―――ギルド長は問う。平和って続かないものだな。
「本星―――〇〇〇〇〇〇星宙域デス」
「重力波ヲ確認―――」
ギルド長は、B1バトルドロイドから報告される重力波の正体を察していた。恐らく、いや確実にワープアウト反応だろう。
「―――ワープアウト反応デス。コノ反応は未確認デアリマス」
やはりワープアウト反応か、ギルド長は顎を撫でた。
それにしても未確認か、外部勢力であるのは間違いない。我がギルドは、今ではクロイン
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