暁 〜小説投稿サイト〜
現実世界は理不尽に満ちている!
第11話後半
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「撤退ですか!?しかし、それは…っ」

 「撤退だ…全軍撤退、全艦隊通信で残っている船にそう伝えるのだ!…私だって、悔しいのだ」

 「承知、しました」

 そうして、殿艦隊を除いて八百隻あまりとなった連合艦隊は撤退を開始した。

 連合艦隊が撤退する中、殿艦隊を全て撃破した二百隻の敵艦隊は砲撃を止めた。その艦体には、煌びやかな青色の粒子を輝かせていた。

 数年間、守られたスイキ防衛線は敵艦隊により突破された。それは同時刻、残り2つの防衛線も同様に突破された。

 数年後が経ったある日、盟主国と盟主国に付き従う国家群は降伏した。同時に、【彼女】の属国となった瞬間だった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

《ある日のギルド長》

 【TE】シリーズの艦艇は見た目が最高、勿論性能もだが。
 特に【スタースイーパー級 TEイオン砲巡洋艦】が好きだな。それ抜きにしても旧帝国主力は伊達ではない、役立ててる為に改装でもして役立てよう。やっとクロイン艦の解析が完了したからな。

 【エターナルストーム級】も最高!
 【イオ級】も最高!

 そんな中、気がつけば銀河の半分を支配する支配者となっていた。…ナンデ?
 不思議でしょうがない、探索しただけで時折邪魔者を排除したくらいなのに。

 そうだ。どうせなら、改装済みの艦隊を全防衛線に差し向けよう。
 数年間もの続く膠着状態は終わり迎え、私はこの銀河系の全てを貰い受ける!地図のみを!
 
 そういえば、私が今も居るこの銀河の名前、【アルポ銀河】と言うらしい。

 …天の川銀河ではないのか、同じ広さetcだと言うのに、凄い泣きたいのだが。
 
 いや、泣いている顔なんぞ見せたらギルドメンバーに申し訳ないな。
 ……ギルドメンバー、1人もいないんだった、悲しいかな。
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