暁 〜小説投稿サイト〜
現実世界は理不尽に満ちている!
第10話前半「銀河地図、ゲットだぜ」
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し少し足を止めたが、直ぐに前へと進んでいく。

 内装は、だ。
 
 部屋は八畳ほどの広さを持ち、床・壁・天井の全ては薄い灰色で出来ている。 
 U時状のデスクがあり、デスク中央に埋まるようにあるドーム状の”何か”がある。

 デスク中央に埋まるようにあるドーム状の”何か”は、そう大きくはない。
 サッカーボールほどの大きさだ。

 デスクの向かい側にあるのは、漆黒の背もたれ付き椅子があった。
 デスクの向かい側に行き、ギルド長は椅子に座った。

 「…よし」
 
 彼女は眼前にあるドーム状の”何か”を起動させる。
 ドーム状の”何か”を起動させ、操作していくギルド長。
 やがて、彼女の前に銀河の地図が映し出された。

 そう、ドーム状の”何か”の正体は、プロジェクターだったのだ。

 「……」

 無言のまま、ゲ◯ドウポーズをするギルド長。

 「…ふふ」

 銀河地図を注視しつつ、口元を緩めるギルド長。
 時間が経つごとに、クールな表情も華が咲くような笑みへと変わった。

 「遂に、遂にっ、…銀河地図を手に入れた!」

 やったー!と、気分が高揚するギルド長。

 彼女は、堪らなく嬉しかった。
 念願の銀河地図を手に入れたのだ。

 記録されている地図はWOSの物である関係で、現実世界では糞の役にも経たない。
 だが、だがしかし!
 クロインの軍事拠点を解析した結果、二度目になるが念願の銀河地図を獲得した!

 「最高だー!」

 ゲ◯ドウポーズのまま喜ぶギルド長。
 
 「銀河地図を手に入れた。…フフっ、これで、これで地球を探せる!」

 地球を探す。
 その想いは、今も変わらない。

 とはいえ、だ。

 いくら銀河地図を手に入れたからといって、この銀河系が天の川銀河であるとは限らない。
 この銀河系が天の川銀河と同等の広さを持っていても、天の川銀河とは分からないのだ。

 「そもそもこの銀河系の名前、天の川ではない」

 いや正確にいうならば天の川銀河とは分からないではなく、この銀河系は天の川銀河ではなかったのだ。

 「天の川銀河であればな」

 もしも、この銀河系が天の川銀河であるならば、地図が機能していれば行くことは容易。
 道中、宇宙人と遭遇し交戦状態となったとしても、問題なく対応可能。

 しかし、それは天体兵器含む大戦力が存在しているからこそである。
 ほぼ全ての戦力がサービス終了時間と共に消え去り、転移した私は宇宙人座乗の戦闘艦を発見し、クロインと交戦した。

 「本当、WOS様々だな。なかったら死んでいた」
 
 銀河地図から目を離し、彼女は引き出しから写真を取り出した。
 その写真には、青い地
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