第七話
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すと、霊夢はなぜか安心したかのように笑みを浮かべた。
「じゃあ、文続けてもいいわよ」
「えっ!!いいんですか!」
そう言った文の顔は今までにない輝きを放っていた。当然のごとく俊司は彼女の質問攻めにあい始める。そんな二人を見て面白そうに見つめる霊夢と妖夢。そこは戦争中であることを忘れさせるかのような雰囲気があふれだしていた。
しかし、そんな時間は長くは続かない。楽しそうにする4人をしり目に一人険しい表情をする人物がいた。
「ちょっといいかしら」
「どうしたの紫……変な顔して……」
紫を見た四人は彼女の顔を見て一気に静まり返った。そして紫は静かに自分が感じ取っていた物を口にする。
「何か来るわ……私の勘だけどね」
その一言で辺りは急激に凍りついた。
「……文」
「了解です!」
霊夢の一言に反応した文は、大きく羽を広げて空高く舞い上がる。おそらく山の周辺を偵察に言ったのだろう。妖怪の山を知り尽くしている文なら辺りをくまなく探すことも出来るだろうし、幻想郷一のスピードを出す彼女なら敵に見つかってもすぐ帰ってくることもできるだろう。
それにしても名前を呼ばれただけで相手の意図を読み取れるということは、やはりチームワークが良いということなのだろう。俊司も今の連携は驚いたようで、おもわず言葉を失っていた。
それから数秒後、偵察から猛スピードで帰ってきた文はすっかり青ざめていた。
「紫さんの言ったとおりでした!革命軍の軍勢がこっちに向かってます」
「やっぱり……人数は?」
「約五十人くらいです……」
そう言うと俊司以外の全員が表情を曇らせた。最初はなぜ彼女達がそんな反応をとったのかわからなかったが、よくよく考えると簡単なことだ。
先ほどあった革命軍のクルトを覚えているだろうか、彼は自分の能力をふんだんに使用して紫と俊司を危機に追いやった人間だ。もしその中に彼のような人間がいたとしたら……いや、彼のような人間だけでなく能力をも他人間が何人もいたといたらどうなるだろうか。考えるだけでも結果は明らかだった。
「五十対五か……」
五十人という言葉に紫は険しい表情をしながら深く考え始める。五人いるとはいえ俊司はさっき妖夢と戦闘を行っていた時点で体力をひどく消耗している。妖夢はほとんど体力を消耗してないだろうが、メンタル面等も考えるとあまり無理はさせられない。かという自分自身もさっきクルトに散々痛めつけられたばかりだ。戦力は完全に向こうが有利だろう。
何もしゃべることなくただ黙々と考えていく紫。そんな姿を見ていた霊夢は静かに彼女を見ていたのか、急に不満そうな顔をすると声をかけ始めた。
「……あんた気が狂ったの?」
「えっ」
いきなり声をかけられた紫は目を点にしていた。
「あんたらしくないでしょ考えるなんて。あんた
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