第三千五百七十話 自国優先か
[8]前話 [2]次話
第三千五百七十話 自国優先か
フランスは自分の選手村でのお部屋の中で妹さんに言いました。
「俺達はクーラーあるんだよな」
「私達にはですね」
「選手の人達にもな」
「そうですね、ですが」
妹さんは眉を顰めさせて言いました。
「他の国の方々はです」
「違うからな」
「お金を出さないとです」
「クーラー置かなくてな」
「そこが問題になっていますね」
「贔屓だってな」
「こんなことをしますと」
妹さんはさらに言いました。
「批判を受けます」
「そうなって当然だな」
「そうです、どうしてこんなことをするのか」
「疑問だな」
「全くです」
心から言いました。
「今回のオリンピックはこうしたこともあり」
「俺達にしてもな」
どうにも不愉快なことが多いというのです、フランス兄妹はどうにもクーラーを点ける気にはなれませんでした。
第三千五百七十話 完
2024・8・10
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ