さらばグレートサイヤマン
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真っ白になり、次第にそれを理解していくとマグマのような怒りが沸き上がってきた。
「ちょっと悟飯!ちゃんと人の話を聞いて…」
「うあああああああっ!!!!」
立ち上がるのと同時に悟飯の怒りの咆哮が上がり、気が爆発すると長く伸びた銀髪と目は瞳孔のある赤眼。
獣化を果たした悟飯が悟林を睨み付ける。
「ご、悟飯…」
悟林の気の爆発を感じ取り、また姉弟喧嘩かと様子を見に来たピッコロが微妙な表情を浮かべている。
肝心な時に怒れない癖にこんなしょうもないことで有り余る潜在能力を爆発させる悟飯に微妙な表情を浮かべるのも無理はないだろう。
「あいつの怒りの琴線が分からん…」
ベジータもベジータでブウとの闘いの時のように重要な闘いで怒れない癖にこんなことで怒るのに呆れざるを得ない。
「もう許さないぞ…姉さん…!」
「…お前って何で肝心な時に怒れない癖にこんなゴミみたいな衣装に怒るわけ?」
「ゴミ…?グレートサイヤマンのことか…グレートサイヤマンのことかーーーっ!!!!」
悟飯にとってグレートサイヤマンの衣装は悟空にとってのクリリンのような大事な物であり、それを侮辱することなど許せるはずがない。
知られたらクリリンに土下座と謝罪案件なことを思いながらオーラを爆発させ、一気に距離を詰めて来る悟飯に悟林も究極神化と同時に超究極界王拳を発動しながら迎え撃つ。
拳と蹴りがぶつかり合う度に激しい衝撃波が撒き散らされていく。
「何てしょうもない争いだ」
「まるでビルス様とシャンパ様の喧嘩のようですねぇ」
「おい!あれと破壊神同士の対決を同列に扱うな!威厳と歴史が違うわ!!」
あまりの低レベルの喧嘩にビルスはパオズヤモリの丸焼きを頬張りながら呆れたように言うが、ビルスとシャンパの喧嘩を見てきたウイスも呆れながら言うとビルスはあの姉弟喧嘩と同レベル扱いされることに怒る。
「「魔貫光殺砲ーーーっ!!」」
フルパワー状態での魔貫光殺砲の激突は完全に互角。
取り敢えず食事に埃がかかったらいけないと判断したウイスがバリヤーを張って食事を守る。
「チッ!ちょっと怒るだけでこれか…本当にズルい奴」
少しだけ弟への嫉妬が浮かぶが、こればかりは仕方ないと割り切って戦闘を続行する。
悟林の拳が悟飯に迫るが、悟飯は屈んでそれをかわすと悟林の腹に拳を叩き込む。
「ぐうっ!?」
「今のは最初に壊された変身装置の恨み!!」
「このっ!!」
悟林は回し蹴りをするが、悟飯は右腕で受け止めると殴り飛ばして岩に叩き付ける。
「2つ目の恨み!!」
「え!?悟林さん…押されてる…!?」
「こ、これは…夢か…!?」
トランクスとピッコロが悟
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