さらばグレートサイヤマン
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のに何故こんなことになっているのか。
「姉さんは何時まで経っても分かってくれないし…こうなったら全力のポーズを見せるしかない…!僕が精神と時の部屋に籠って編み出したポーズを!」
「おめえ、それを何で修行で出来ねえんだ?」
その熱意を何故修行に活かせないのか?
息子の熱意の方向性が理解出来ず、悟空はお茶菓子のお代わりを頬張る。
「今行くぞ姉さーんっ!!今からグレートサイヤマンの格好良さを教えてやる!!」
やる気の炎を滾らせてる一方で畑仕事を終えて狩りをしていた悟林は謎の悪寒に襲われて身震いしていた。
「なあ、ベジータ、トランクス。悟飯の奴どうなっかなー?」
「殺されるだろうな…確実に」
「悟飯さん、何度も怒られてるのに懲りないよな…」
取り敢えず修行後の一服を終えて3人は悟飯の生死確認のためにパオズ山に足を運び、予想通りと言うか何と言うか悟飯がボロ雑巾になって倒れており、何故かいるビルスとウイスはパオズザウルスの唐揚げに舌鼓を打っていた。
「あれ?ビルス様にウイスさん、どうしたんだ?」
「んー?悟林がこの山の幸をご馳走してくれるって言うからね。来てやったんだよ、この山で獲れる食べ物、見た目が少し悪いのはあるがどれもこれも美味い!!」
「確かに少ーし見た目は悪いですがこの唐揚げ、とーってもジューシーで一度食べたら止まりませんよー。」
ウイスもビルスもパオズザウルスの唐揚げの美味さに満足そうであり、悟空も育った故郷の食べ物が褒められて嬉しそうだ。
「へへ、パオズ山の食い物は美味えからなー。ところで悟飯はどうしたんだ?」
「それがいきなり現れたかと思うと摩訶不思議な格好をして奇妙なポーズを取り始めたんですよ」
「まるでフリーザのとこの何とか特戦隊みたいなポーズでね。悟空、お前の息子のセンスが狂ってるんじゃないか?」
ビルスとウイスから見てもグレートサイヤマンのポーズはダサいらしい。
「悟飯…いい加減にしなよ本当に…」
「ね、姉さん…どうしてグレートサイヤマンの良さを分かってくれないんだ…!」
「分かりたくもない!!こんな玩具!!こうしてやる!!」
「あ…っ!」
正直悟林からすればこんな物を嬉々として着る弟の方が理解出来ない。
二度と見なくて済むように変身装置を奪うとそのまま踏み潰した。
「お、お義姉さん…何てことを…!」
グレートサイヤマンに染められてしまった哀れな犠牲者であるビーデルが変身装置を踏み潰した悟林に愕然となった。
「悟飯!今日からグレートサイヤマンは禁止!予備の変身装置も没収だよ!分かった!?」
悟林の言葉は悟飯には届いていなかった。
変身装置を踏み潰されたショックで悟飯の頭の中は
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