暁 〜小説投稿サイト〜
神々の塔
第七十七話 世界のサイクルその五

[8]前話 [2]次話
「ほんまな」
「極悪人は死刑やね」
「そうしていくんや」
「税金の面でも」
「何でか死刑廃止って言う奴は税金の無駄遣いも言うな」
「それやとね」
「もう真っ先にや」 
 それこそというのだ。
「極悪人は死刑や」
「裁判で判決が出たら」
「それで刑罰が決まったらな」 
 その時はというのだ。
「もうな」
「そうしたらええね」
「そしてや」 
 それにというのだった。
「死刑囚の刑務所もな」
「粗末なもんでええし」
「どうせ死刑や」
 それに処するからだというのだ。
「尚且つ極悪人やしな」
「刑務所も粗末なもんでええね」
「そして死刑に並んでもな」 
 羅が言ってきた。
「強制労働や」
「きつい職場で徹底的に働かせる」
「そうしてや」 
 そうしてというのだ。
「酷使するんや」
「それこそ死ぬ様な重労働やね」
「消耗品みたいにや」
「扱うんやね」
「そうしてええわ」 
 死刑にならない凶悪犯もというのだ。
「極悪人やしな」
「ほんまそやね」
「十星連合にはない考えや」
「極悪人の人権とか」
「何で考えなあかんか」 
 そもそもというのだ。
「邪悪な連中のそうしたもんを」
「そやね」
「何か弁護士でな」
 この職業の者達でというのだ。
「女の人とお子さん強盗殺人したガキの死刑をな」
「反対してたね」
「そうした奴おったな」
「それでその弁護士さん調べたら」
「幼女売春の常習犯でな」
「アウトローの世界で」
「それでそっちとつながりあってな」 
 裏世界と、というのだ。
「麻薬の密売やらでな」
「悪いことして儲けてた」
「そいつも極悪人やった」
「そやったね」
「巨人軍とも関係があったわ」
 連合や枢軸の裏社会で暗躍するこの組織と、というのだ。尚彼等については連合の警察も特別なチームを編成してあたっている。
「とんでもない奴やった」
「それでその弁護士さんも裁判にかけたね」
「それで強盗殺人やったガキは車輪刑で処刑してな」
 そうしてというのだ。
「そのうえで弁護士は死刑にならんかったが」
「強制労働やね」
「鉱山の中で特に過酷なとこでな」
 そこでというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ