第八十七部第一章 シャイターンの復活その四十四
[8]前話 [2]次話
「そうしよう」
「わかりました、ではです」
「レセプションはその様に行いますね」
「マウリア側を招待して」
「その様に」
「シェフには気を使ってだ」
そしてというのだ。
「普段もそうだが普段以上にな」
「美味いものを出してもらう」
「そうしてもらいますね」
「食事はそうで」
「そしてワインモですね」
「デザートもだ」
こちらもというのだ。
「やはりな」
「普段以上にですね」
「いいものにしてもらいますね」
「そちらを担当するシェフ達にも」
「そうしてもらいますね」
「是非な。ましてマウリア軍は違う」
大佐はこうも言った。
「連合軍とはな」
「はい、士官はクシャトリア階級でも上位です」
「その人達で占められています」
「その為料理への造詣も確かです」
「連合軍とは違います」
「連合軍は士官も平民だ」
下士官や兵達と同じくというのだ。
「そして口にするものもだ」
「同じですね」
「それもまた」
「そして楽しむものまで」
「全てだ」
まさにというのだ。
「同じだ」
「世の中階級は存在します」
「それは秩序です」
「その秩序を無視して同じなぞ」
「その考えがわかりません」
「貴族は国と民を守り導く者達です」
「それは士官も同じです」
この中には平民出身もいるが彼等はこう言った。
「また官吏でも官はそうなります」
「士官と同じであり」
「守り導く者には気品も必要です」
「真のそれが」
「そう考えるとです」
「何かと別なのは当然です」
「着るものも正装であり」
これはスーツ等もである、エウロパでは職業や階級によって普段着もおおよそだが決まっている。農民や労働者がスーツを着ることは普段のお洒落や公の場でもまずないのだ。
「そして居住する場所も違います」
「確かな場所です」
「そして食事も然りです」
「立派なものでなくてはならず」
「雑多なものではいけません」
「ファーストフードなどもっての他です」
責任ある者達がそうしたものを口にしてはならないというのだ。
「冷凍食品も」
「確かに料理されたものです」
「フルコース等でなければなりません」
「ですが連合ではですね」
「あの様にですね」
「士官がファーストフードやスナック菓子を食べてだ」
連合ではこのことに文句を言う方がおかしい。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ