第44話
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間違いなく”本物”でしょうね。」
「ああ。(そうなるとこのサルバッドで活動しているエースキラーの顔触れは”中央”の刑事達や”暴君”、”黄金蝶”に加えて…………)――――――ちなみにリーシャ・マオはまだこのサルバッドに滞在しているのか?」
胸を張って自慢げに語ったシャヒーナの話を聞いたアニエスは驚きの声を上げ、アーロンは興味ありげな表情を浮かべ、リゼットの推測に頷いたヴァンはある推測をした後シャヒーナに訊ねた。
「うん。なんでもアルカンシェルは今長期休暇の期間だから、休暇を利用しての旅行でサルバッドを訪れたらしくて、リーシャさんは映画祭が終わるまでは滞在するつもりだって言っていたよ〜。」
「もう、シャヒーナ。本人の許可もなく他人のプライベートは口にしてはいけないわよ。」
ヴァンの確認に対して答えたシャヒーナにサァラは困った表情で注意した。
「えと…………それでお二人共その”あるかんしぇる”という所からの”すかうと”に応じるのですか?」
「いえ。突然の話でしたから、少しだけ考える時間を頂いてもらっているのですけど…………遅くてもリーシャさんがサルバッドを発つまでには答えを決めるつもりです。」
フェリの問いかけにサァラは苦笑しながら答えた。
「――――――ま、パレードにしてもスカウトにしてもやれるだけやってみな。どちらにしてもいつもの踊りとは勝手が違うだろうが。それこそ、デカイ扉が開けるなんてこともあるんじゃねえか?」
「はいっ、頑張ってきますね。」
「……………………」
「むむむ?昨日とはな〜んか雰囲気が違うような…………ハッ、さてはお姉が夜に会ってる”彼氏”っていうのは…………!」
ヴァンの応援の言葉にサァラが笑顔で頷くとその様子を見ていたアニエスは複雑そうな表情を浮かべ、シャヒーナは意味ありげな笑みを浮かべた後あることに気づいた。
「ちょ、ちょっとシャヒーナ?」
「いや、昨日来たばっかの俺達なわけねえだろ。」
シャヒーナの言葉を聞いたサァラは戸惑い、ヴァンは否定の指摘をした。
「てへ、そうだった。」
「もう…………ごめんなさい、うちの妹が。皆さんもお仕事頑張ってください。”依頼”以外も応援していますから。」
「うーん、やっぱり怪しいな〜…………」
「はいはい、いいから行くわよ。」
そして姉妹はその場から立ち去った。
「…………なんだ、まさか真に受けてんじゃねえだろうな?昨日のことは説明しただろ。」
姉妹を見送ったヴァンは仲間達に振り返ってあることを確認した。
「それはそうなんですけど…………」
「ふふ、ヴァン様も罪作りですね。」
「?ツミツクリ?」
「クク、お子ちゃまには関係ねー
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