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夢幻水滸伝
第三百五十九話 開戦の宣言その十四

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「こうしてな」
「楽しまれて」
「それでや」
「その様に言われますね」
「何かした後、飲んでる時のステーキは美味いってな」
 その様にというのだ。
「言うんや」
「そうですか」
「そして焼き加減はレアですね」
 このことはガーランドが言って来た、一緒に食べている仲間達も当然ステーキを食べている。フォークとナイフを使ってそうしている。
「そうですね」
「ミディアムでも食べるけどな」
「一番はですね」
「レアや」
 ステーキの焼き加減はというのだ。
「やっぱりな」
「それで今もですね」
「ビーフステーキはな」
「他のステーキはちゃいますね」
「豚や羊や鶏やとな」
「この世界やと色々なモンスターの肉もありますし」
「極レアで恐竜もあるな」
 この世界には恐竜も棲息しているので食べようと思えば食べられるのだ。
「そうやな」
「それでそうした生きものの肉は」
「ちゃんと火を通さへんとな」
 レアではなくというのだ。
「危ないわ」
「そうですよね」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「豚とかはな」
「ミディアムですね」
「ベーコンのステーキかてな」
 トウェインはこちらのステーキも好きなのだ、他にはハムステーキも好きだ。
「やっぱりな」
「しっかり火を通しますね」
 オコナーが応えた。
「冷凍されていても」
「そや、間違ってもそうしたもんはな」
「レアやないですね」
「そうして食う」
「ステーキといえど」
「豚肉とかは間違ってもな」
 それこそというのだ。
「生、生焼けやとな」
「食べへんですね」
「そこはしっかりせんとな」
「危ないですからね」
「そや、寄生虫が怖い」
 これが原因であった。
「ほんまな」
「その通りですね」
「わい等もあたるしな」
 トウェインは真顔で言った。
「それ起きた時に中里に言うたんや」
「あの人にですか」
「あいつ刺身とか寿司とか好きなんや」
「日本人らしいですね」
「それでこっちの世界やとアメリカでも鯉食うって言うたらな」
「生で食べられるかとですね」
「結構真顔で聞いて来たさかいな」
 だからだというのだ。
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