第二十六話 それぞれの組織の決意その九
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「今もね」
「いや、確かにそうだよ」
「そうよね」
他ならぬ伊賀崎と風花がまさにと応えた。
「お父さんがいないとね」
「俺達かなり困るよな」
「家事凄いし」
「いざって時アドバイスしてくれてな」
「私達いつも支えてくれるから」
「祖父ちゃんも今はいないしな」
「だからね」
それでというのだ。
「お父さんいないとね」
「俺達困るよな」
「そうなんだ、俺はいなくても大丈夫だと思ってたけれど」
「いや、本当にさ」
「私達お父さんいないとかなり困るわ」
兄妹で父に言った。
「今だってそうよ」
「父さんの存在大きいよ」
「どのチームにも絶対にそんな人いるね」
五色田もそれはと言った。
「うちだと祖母ちゃんだし」
「あたしも必要かい?」
「そうだよ、祖母ちゃんいないとな」
ヤツデに言うのだった。
「俺達もかなりやばいよ」
「俺達も博士と望がいなければ」
ハイドは真顔で述べた。
「心配で仕方ない」
「そうなのかな」
「ハイド君は嘘を言わないですからそうなのでしょうが」
その天知親子も話した。
「実感はないですね」
「僕達は一緒にいるだけだしね」
「一緒にいて助けてくれるからいい」
ソノイが述べた。
「本当にな」
「そうなのですね」
「どのチームにもそうした人がいてくれているが」
「そのことが有難いですか」
「何よりもな」
そうだというのだ。
「本当にな」
「僕達だって真理夫さんに助けられているよね」
「かなりね」
セラはタスクのその言葉に頷いた。
「この世界に来た時から」
「ずっとね」
「僕達だけで戦えたか」
「絶対に無理だったわ」
「大和がいて真理夫さんがいて」
「そしてラリーもね」
「後方支援なくして戦うことは出来ない」
ラリーは強い声で言い切った。
「そのことは事実だな」
「そう考えると私達も役に立っているかしら」
「勿論よ」
ういにアスナが答えた。
「言うまでもないわ」
「そうだといいけれど」
「もしうい達がいなかったらね」
「リュウソウジャーもなの」
「とても戦えなかったわ」
「そうなのね」
「若しもね」
泉も言った。
「車掌さん達がいなかったら私達と砲暮れていたわ」
「感謝してるか?」
「凄くね」
車掌の右手にしか見えないチケットに答えた。
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