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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueU魔導騎士? その称号は私のではなくbyオーディン
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場合、何かしら問題が起きないだろうか。

「(まぁ何とかなるか)私は構わないが。みんなはどうだ?」

「オーディンがよろしいのであれば、断る理由などありません」

「我もシグナムと同意見です」

「あたしもいいぜ。下手に描かなけりゃな」

「私も綺麗に描いてもらえれば、それで満足です♪」

「マイスターと一緒なら、あたしもいいよ」

「アイリも、マイスターと一緒に描いてくれるならね?」

「だそうだ」

「ありがとうございます。では早速。画家はすでに待たせていますので」

クラウスは私たちとの間に置かれている足の短い長テーブルの上にある呼び鈴をチリンチリンと鳴らした。それを合図としたように女中数人が入ってきた。それから私たちは画家が数人と居る部屋に案内され、そこで1人1人の肖像画を描かれた。そして最後に、

「オーディンは椅子に座り、我々は椅子の傍に控えましょう」

「そうね。我らが主、オーディンさんは将らしくどっしり構えていてください」

「アイリ、マイスターの膝の上に座る!」

「ああ! ズルい! あたしも膝の上が好い!」

「おーい、喧嘩すんな〜。オーディンの足は2本あるんだから、仲良く片方ずつの膝の上に座れ」

「「は〜い♪」」

とまぁ騒がしいながらもグラオベン・オルデンの集合画が描かれた。
私はバルーンバックアームチェア(背もたれの形状が風船を側面から見たようなやつだ)に腰かけ、右ももにアギトを、左ももにアイリを座らせ、右隣にシグナムとシャマル、左隣にヴィータとシュリエルを控えさせ、背もたれの後ろに一番背の高いザフィーラを、といった感じの構図で描いてもらった。

「むぅ、わたしだけ仲間外れ・・・。あのっ、わたしとオーディンさん2人だけの絵を描いてくださいませんか!?」

「ええ、構いませんよ」

「やった? オーディンさん、一緒に描いてもらいましょうっ?」

「それなら次は、私とオーディンさんでお願いしま〜す♪」

「シャマルずるい! あたしも」

「アイリもっ!」

エリーゼのこの言葉が発端となって、夜が更けるまで絵のモデルが続いた。安請け合いするものじゃなかったな。体のあちこちが悲鳴を上げてしまってるよ・・・トホホ。

「楽しかったな、本当に・・・」

でもま、悪くはない時間だった。

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