第百三十七話 閉会式が終わってその五
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「厳しくて」
「解消出来なくて」
「溜まってね」
「かえってよくないっていうのね」
「私が思うにね」
こう話すのだった。
「そうじゃないかしら」
「そうなのね」
「元々ユダヤ教がね」
キリスト教の母体と言っていいこの宗教がというのだ。
「とんでもなく厳しいしね」
「そうよね」
留奈がまさにと言ってきた。
「この学園ユダヤ教徒の人もいるけれど」
「イスラエルの人かユダヤ系の人がね」
かな恵も言った。
「ユダヤ系アメリカ人とかね」
「そうした人達ってね」
まさにというのだ。
「普通にね」
「戒律守ってるけれど」
「それが厳しいでしょ」
「豚肉食べないしね」
「チーズバーガーや親子丼もね」
これはユダヤ教では親子関係にあるものは同時に食べてはならないとされているからだ、だからビーフステーキの上にバターも乗せないのだ。
「食べないし他のことでもね」
「厳しいわね」
「禁欲的でしょ」
「かなりね」
かな恵から見てもだった。
「本当に」
「私もああして厳し過ぎたら」
「かえって駄目ね」
「中にはこんなの守れるかって」
そう言っていいまでのというのだ。
「滅茶苦茶な戒律もあるしね」
「それこそ何もするなっていう位の」
「お家の決まりでもね」
「そんなお家もあるわね」
「そうなったら」
それこそというのだ。
「ストレス溜まって」
「それが暴発するとか」
「なるでしょ」
「そうしたことは特に」
「だからね」
それでというのだ。
「私もね」
「そうしたことはしていいのね」
「気持ち悪いけれど」
そう感じることは事実だがというのだ。
「それで平和に済んだらいいでしょ」
「悪いことしなかったら」
「被害が出なかったらね」
それならというのだ。
「もうね」
「それでいいわね」
「一体どんなね」
留奈は目を座らせて言った。
「想像されているか考えるとね」
「気持ち悪いことはね」
「事実だけれどね」
「どんな子がどんな想像してるか」
「若しかして私達でね」
「それでアイドルや女優さんだと」
「グラビアのお仕事がどうしてあるか」
これはというのだ。
「水着や下着になるか」
「奇麗な私を見て、かっていうと」
「そんなのはね」
「男の子が買うから」
「言うまでもないしね」
「アイドルや女優さん達もわかってるわね」
「もう使われることがね」
それこそとおいうのだ。
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