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Re:命が軽い魔法の世界でワイらは生きる
魔法少女育成計画thread people
【私は魔法少女だ】待て、話せば分かる…?【などと供述しており】
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 三人いるはずだと思っていたんですけど?」
「あ、それは、今ジルさん……12さんとは別行動をとっているんすよ」

 その言葉に目の前の少女が怪訝な反応を返す。当たり前だ。怪我人を放置して行くところなんてあるのかと疑ってしまうのも無理はない。でも事実、ジルとは現在別行動をしているのだから、それ以外に言う言葉はない。

「ま、まぁそれは一先ず置いといて。えっと……すいませんが名前はなんていうんすか?」
「は、はい! 私の名前は小笠原」
「待って待って! 別に魔法少女の名前でもいいっすから……!」
「はい! 私の名前はメー()です! どうかよろしくお願いします!」
「あ、あぁ、よろしく、す……」

 明るい調子でこちらにお辞儀をする少女『メー()』。現在の翔も少女体系であるため、ちょうど背丈が合う少女にお辞儀されるのは、ちょっとした違和感があった。
 魔法少女に変身すれば、年齢問わず年若い少女になると思っていたが、この有り余った元気を見せてくる目の前の少女の元も若い人なのかもしれない。
 後ろから翔の裾を引かれた。見れば横たわっている原作読了済みが翔の裾をさっきよりも強い力で何度も引っ張っていた。完全に覚醒してるのか、その顔は少し苦悶の表情を浮かべている。

「じゃぁ、メーDさん。メーDさんが治療できる魔法を使えるんすよね?」
「はい!そうです!」
「それなら、さっそくお願いできないっすか? 今ベンチで横たわってる女の子なんだけど」
「はい!任せてください!」

 そういうとメーDは抱いていた注射針を横抱きにして、針の先を原作読了済みへ向けた。
 あんな大きい注射針で刺して余計に怪我を負わせてしまわないか一瞬考えてしまったが、今は信じるしかない。信じる者は救われると言うが、それはこういう時に使うものだったか翔は少し思考を明後日に送っていた。





366:名無しの魔法少女
あぁ〜日がまぶしいんじゃぁ〜

367:名無しの魔法少女
今何時よ
もう太陽でちゃってんじゃん

368:名無しの魔法少女
今の時間は6時40分ちょい
この掲示板、時間とかそういうの無いから結構不便だな

369:名無しの魔法少女
ワイ魔法少女に変身したら懐中時計持ってたからそれ使ってる
そこまで奇抜なデザインとかじゃないし結構お気に入り

370:名無しの魔法少女
今みんな合流出来てるの?

371:名無しの魔法少女
ワイらは何人かで集まってるぞ
ちな変身はしてない

372:名無しの魔法少女
俺いま公園で休んでるところ
一応一人と合流できたけど、この近くにはこれ以上いないんじゃないかと思ってる

373:名無しの魔法少女
えぇなぁ
ワイなんて喉乾いてへとへとやってのに
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