第八十二話 三人でのひのきしんその十五
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「幾ら何でも先輩達の大教会の人達に言い回るなんて」
「流石に大教会には直接行ってないみたいよ」
「そこまでしたら私がはったおします」
ちなみに高井先輩のご実家の教会は岡山ですが大教会は大阪の難波の方にあります。確か千日前に近いです。
「何処までやるのかって」
「いや、ちっちが暴力振るったら駄目よ」
高井先輩はすぐにそれは言ってきました。
「流石にね」
「それはそうですが」
「ちっち後輩の娘達に優しかったのよね」
「そうですか?」
「そう聞いてるわ」
「私はそのつもりはないですが」
普通に接しているつもりです。
「それでもですか」
「ええ、怒ったことないって」
「いつも親切だってね」
お二人で私に言われました。
「それで面倒見もよくて」
「何かあったら助けてくれるって」
「意識してないですけれど」
私としてはです。
「けれど後輩の娘達から見たらですか」
「そうよ、ちっち凄く評判いいわよ」
「いい先輩だって」
「そうなんですね、私はお父さんとお母さんを見て」
もっと言えばお祖父ちゃんお祖母ちゃんに他の奥華の人達もです、何かとひながたにさせてもらっている人は多いです。
「それで長池先輩も、なんですが」
「色々な人をひながたにさせてもらって」
「そうしてなのね」
「意識して」
本当にそうしてです。
「そうした人達みたいにしようと思って」
「やってるの」
「それだけなの」
「はい」
私としてはです。
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