暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百五十九話 開戦の宣言その十二

[8]前話 [2]次話
「何とかな」
「空挺部隊を敵陣地の後方に送り」
「そこから攻めるで」
「そうしますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 トウェインは航空戦の指揮を執っていった、だが結局はタイムリミットまで戦の決着はつかずにだった。
 戦闘機隊を退かせた、メルヴィルはその退く敵編隊を見て言った。
「今日の戦はこれで終わりや」
「そろそろ日が暮れますし」
「夜襲には気を付けるが」
 グリフォンにそれでもと話した。
「しかしな」
「また明日ですね」
「明日も来るわ」
 敵軍即ちトウェイン達の軍勢はというのだ。
「ここにな」
「引き続きですね」
「そや、それでや」
 その為にというのだ。
「明日もな」
「この左翼で戦いますね」
「そうするわ、あと捕虜やが」 
 それにした者達はというと。
「大事に扱うで」
「捕虜収容所に送りますね」
「戦が終わったらこっちの軍に入るんや」
「そやからですね」
「大事に扱ってな」 
 そうしてというのだ。
「傷付けるなんてや」
「絶対にしないですね」
「これまで通りな、ほなな」
「これからですね」
「戦を終えて」
「休息に入りますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 メルヴィルは戦闘終了を告げそうして将兵達を休ませに入った、その頃にはトウェイン達も完全に軍を退けていた。
 夜になった頃には両軍は食事に入っていた、メルヴィルはテントの中で食事を摂りつつ仲間達に言った。
「こうした時こそ食わんとな」
「その通りです、戦はかなりの力を使います」
 エミリーがまさにと答えた、食べているのはレーションである。
「そやからです」
「しっかり食わんとあかんわ」
「ほんまそうですね」
「それでや」
 メルヴィルはレーションのメニューの一つであるシチューを食べつつ言った。
「全員な」
「しっかりと食べて」
「しっかりと寝るんや」
「そうあるべきですね」
「そしてや」 
 そのうえでというのだ。
「明日またな」
「戦いますね」
「そうするで」
「ほなしっかり食べましょう」
「わし等もな」
「そうです、あとレーションは何バージョンもあるので」 
 ルイスはハンバーグを食べつつ言った。
「飽きへんですね」
「そのことも考えたしな」
「一種類だけやとそのうち飽きるので」
「そやからな」
「何種類もな」
「レーションを用意しましたね」
「何でも二次大戦の時はな」  
 メルヴィルは起きた世界の歴史のことを話した。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ