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夢幻水滸伝
第三百五十九話 開戦の宣言その八

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「それ次第でな」
「戦の流れが変わりますね」
「エリカ様優勢にもなればですね」
「逆にですね」
「劣勢にもなり」
「最悪の事態もですね」
「互角に戦えてもや」
 それだけの能力もっと言えば背rん力があろうともというのだ、トウェインは戦のその残酷な事実を指摘した。
「いきなり天候が変わったり事故があったりな」
「そうしたことで、ですね」
「突然ですね」
「戦局が変わりますね」
「そうもなりますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「海で何かあったらな」
「海に行かれ」
「戦局を持ち堪えさせる」
「そうされますね」
「そうする、そしてそれは全体や」
 今戦闘が行われている場所全てだというのだ。
「危うい場所があったらな」
「そちらに行かれ」
「そうしてですね」
「その場を立て直されますね」
「そうする、そしてここでや」
 まさにというのだった。
「そうした配慮もしつつや」
「そのうえで、ですね」
「戦線の突破を計りますね」
「敵軍の左翼を」
「そうするで」  
 自ら神具を持ちい戦局全体を観つつ戦闘に参加し指揮も執っていた、他の星の者達も交えたその攻撃は極めて激しく。
 メルヴィルをしてだ、その場に急行させて言わしめさせた。
「ここはわしが受け持つ、ボーム以外の星のモンもや」
「こちらに移ってもらってですか」
「そのうえで、ですか」
「戦ってもらうのですか」
「そや、トウェイン達はここに軍の主力をぶつけてきてや」
 そうしてとだ、メルヴィルは周りの将兵達にきっとした顔で話した。
「星のモンもあらかた投入してる」
「それならですか」
「我が軍もですか」
「星の方の殆どに左翼に行ってもらう」
「メルヴィル様ご自身もですね」
「行く、軍の主力も向ける」
 左翼の方彼等から見て海岸部にというのだ。
「そうして防ぐで、あっちは地の利を活かした布陣やが」
「それでもですね」
「それだけでは足りないですね」
「だからですね」
「そや、軍の主力に星のモンも投入して」
 その様にしてというのだ。
「戦うで、そしてトウェインにはわしがあたる」
「神星の方には神星の方ですね」
「そうなりますね」
「だからですね」
「わしが行く、そして一騎打ちもや」
 その戦もというのだ。
「必要とあればな」
「行いますね」
「そうしてそのうえで、ですね」
「敵軍の攻勢を防ぎますね」
「そうしますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 メルヴィルは軍の主力を率いて星の者達と共にトウェインが攻めて来た方に急行した、そしてサングリフォンに乗り戦うが。
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