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夢幻水滸伝
第三百五十九話 開戦の宣言その七

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「まずはな」
「敵の左翼をですね」
「全力でな」
「攻めて突破しますね」
「そうするで、ほな空挺部隊に明日の準備をさせて」
 そうしてというのだ、
「わい等もな」
「明日はですね」
「敵軍の左翼に主力を向けてや」
「攻勢に出ますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 トウェインは全軍に休む様に言って彼等に起きると共にレーションで食事を摂らせてそうしてだった。
 メルヴィルの軍勢の左翼に戦力を集中させた、そうしてだった。
 ヘミングウェー以外の星の者達も用いて攻勢を仕掛けた、トウェインは自らサンダーバードに乗って指揮を執ってだった。
 攻撃を行いだ、全軍に告げた。
「まずは大砲と航空機でや」
「敵陣地を攻撃し」
「戦力を減らす」
「そうしますね」
「そしてや」
 将兵達にそのうえでと話した。
「戦車や装甲車、騎兵もや」
「突進させますね」
「鉄条網も塹壕も突破し」
「そして空挺部隊もですね」
「敵の後方に降下させますね」
「そうするで、そして海でもな」
 今度は海の方を見て話した、そこでは両軍の艦艇が砲撃戦を行っていた。
「艦隊戦が行われてるな」
「やがて雷撃戦も行われますね」
「空では艦載機同士の戦も行われています」
「そうなっています」
「激しい戦ですね」
「あっちの水軍はホーソーンが率いていてな」 
 そうしてというのだ。
「こっちはエリカちゃんが率いてる」
「そうして戦闘が行われています」
「海でも」
「そうなっています」
「あっちは互角や、しかしな」
 それでもというのだった。
「危うくなったらな」
「その時はですね」
「トウェイン様が向かわれますね」
「そうされますね」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「戦局を立て直す、とはいってもエリカちゃんやとな」
「大丈夫ですね」
「あの方なら」
「ホーソーン様とも戦えますね」
「そや」 
 エリカへの信頼を以て言うのだった。
「ホーソーンは水軍の専門家やがな」
「バイキングだけあって」
「左様ですね」
「水軍ならあの方ですね」
「そうやが」 
 それでもというのだ。
「エリカちゃんは水軍指揮や戦闘に長けてるさかいな」
「そうしたスキルを多くお持ちなので」
「しかもそのスキルのレベルが高いので」
「だからですね」
「充分に戦える、ただ互角に戦えるだけで」
 そうであってというのだ。
「勝つのは難しいわ」
「やはりバイキングのホーソーン様はお強いですね」
「水での戦では」
「そちらでは」
「そや、それで戦にはハプニングが付きものでな」 
 そうであってというのだ。
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