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夢幻水滸伝
第三百五十九話 開戦の宣言その六
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「ほなです」
「任せるで、そしてや」
 トウェインはさらに話した。
「当然わいもな」
「陣頭で、ですね」
「戦うで、指揮を執りつつな」
「戦闘も行いますか」
「サンダーバードもおるし」
 この神具もというのだ。
「バルムンクにミョッルニルも用いてな」
「戦いますね」
「ミョッルニルを使えば」
 この神具をというのだ。
「核兵器並の威力があるさかいな」
「驚強い神具ですよね」
 オニールが見てもだった、ミョッルニルにはそこまでの力があるのだ。
「まさに雷神の力です」
「トール神のな」
「それを用いますね」
「若しメルヴィルが来てもな」 
 東部の星の者である彼がというのだ。
「あいつともや」
「戦えますね」
「ミョッルニルがあって」
「バルムンクにサンダーバードとなると」
「互角に戦える、そやからな」
「トウェインさんも攻勢に参加されますね」
「陣頭でな、そうして戦って」
 そのうえでというのだ。
「敵の左翼を突破してな」
「そこから敵軍を崩しますね」
「自然の要害は確かに脅威やが」
 このことは事実だがとだ、トウェインは話を続けた。
「しかしや」
「絶対やないですね」
「そや、陸からも攻めるが」
 それと共にというのだ。
「空からもな」
「攻めますね」
「航空機や空船を用いて」
 そうしてというのだ。
「空挺作戦も行う、これがや」
「空挺作戦がですが」
「狙いや、空から部隊を降下させる」
「敵軍の後方に」 
「そうする、その為に陸からも攻めて」
「敵の注意も引き付けますね」
「その際敵軍の対空兵器を優先して攻撃してな」
 トウェインはさらに話した。
「対空能力を奪って空からの攻撃もな」
「行い」
「そうして空挺部隊をや」 
 彼等をというのだ、トウェインは起きた世界と同じパラシュートで降下する将兵達だけでなく自身の翼や術で飛ぶ飛兵達のことも考えつつ話した。
「敵さ欲の後方に降下させて」
「敵の後方を衝く」
「そうして左翼を突破すればな」
「そこから敵の中央を攻める」 
 オコナーが言ってきた。
「そうしますね」
「そや、防衛ラインは正面から攻めると堅固やが」
「側面や後方から攻めると脆いですね」
「そっちに火力や防御力を向けてへん、むしろや」
「通路でになっていますね」
「防衛ラインを横から攻めるとな」 
 そうすればというのだ、トウェインはテーブルの上にある両軍の布陣と防衛ラインを見つつ話した。
「敵軍の通路を使って攻めるさかいな」
「攻めやすいですね」
「相当にな、そやからな」 
 だからだというのだ。
「ここはな」
「攻めますね」
「左翼を突破したらな」
「そうして攻めますね」
「そうする、ただそれはな」

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