第1話 ゲルズゲー、誕生
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へと吸い込まれ大爆発が起き、続けて更に数発のミサイルが撃ち込まれる。
連合軍はこれ以上の被害を阻止せんと懸命に防衛するが、それを嘲笑うかのようにザフト軍MSは戦線を突破し、世界樹へと攻撃を加えていく。
そして遂に、世界樹は崩壊した。
「あいつら……やりやがった! ………このままでは済まさんぞ、コーディネイターめ!」
ハスターは湧き上がる怒りのままリニアガンを連射し、目の前のジンを仕留める。
と、そこで連合軍旗艦より信号弾が打ち上げられた。
それは、全軍の撤退を意味するものだった。
連合軍は守備目標であった世界樹を損失したことで、これ以上戦い続ける意義を失ったのだ。
一方のザフトも連合軍の数が多かったため相応の手傷を負っており、追撃の余力はなかった。
・・・・・
こうして、両軍が死力を尽くした世界樹攻防戦は世界樹の崩壊と連合側の撤退――ザフト軍の勝利として幕を閉じた。
連合の戦艦6隻、MA37機を撃墜したザフト軍のラウ・ル・クルーゼはネビュラ勲章を受章し、連合もこれに張り合うように、また敗戦を誤魔化す意図を以って、この戦いでザフト軍MS4機を撃墜しMSの通算撃墜数が6機(メビウス換算18機)となるローレン・ハスター中尉(昇進)を『世界樹の英雄』として担ぎ上げる。
この戦いで連合軍の3個艦隊は手酷い損害を被り、以後2ヶ月の間宇宙での連合の活動は縮小するのであった。
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