いつでも逢いに行く!
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コ盛りで、今ここに居ないメンバーの面白エピソードや、恋人の普段の発言等で、盛り上がる。
そんなこんなで、お喋りに花を咲かせてると、この部屋の家主と共に大量の引っ越し荷物が到着する。
部屋のベランダから見下ろせば、そこには派手な色の車が停車しており、その荷台等から次から次へと購入した物が出てくるのだ。
それらを男手(俺・ルディー君・彼氏)の3人が室内へと運び入れる……
引っ越しだというのに持ってくる物が少なく、現地調達の物が大半を占めるって……
流石は大金持ちの引っ越しはワケが違うね!
しかし聞けば聞く程大金持ちエピソード満載なこのマンション。
もう来月には新学期が始まり、芸高校だけで無く全ての学校が入学式を行うのに、この学生用マンションには今回の引っ越し者である彼女だけしか入居してない。
まぁ見るからに高級そうなマンションだから、貧乏な学生が多くて部屋が売れなかったんだろう……と勝手に思っていたが、そう言う事では無く、このマンションの持ち主の入居が最優先されてた為、それまで他の方々の入居が出来ない状態だったと……
そう……その方が、今俺等が荷物を運んでいるデイジーさんなのだがね。
だって彼女が芸高校に入学するって事で、このマンションは建設されたとの事です。
「やっぱり……今からでも返品して“キングサイズ”にしてもらおうよ」
「じゅ、十分に広いですよ!」
何だろうか? 何やら寝室の方でルディー君とピパン君が言い争って居るぞ。
「いや、だって……君のベッドでもあるんだよ? 君みたいな体育会系はさぁ、ほらぁ〜……激しいだろ? 広い方が良いって!」
「な、何を考えて……ってが、貴方の妹との事ですよ!? そ、それに体育会系だからとか偏見だ! 俺はまだ……その……」
ベッドの広さで……って、なんちゅー事で口論してんだ。
「お兄ちゃん、止めてよ恥ずかしい!」
流石の内容にデイジーさんも大声を出す。
「それに来客用の寝具一式は購入したんだし、もし俺が泊まるのならベッドに形を変えられるソファーで寝ますよ。そう言う事で高かったけど、このソファーを買ったんでしょ!」
「そんな建前ぇ……信じるヤツが居ますかねぇ?(笑)」
「建前じゃねーよ! 俺は清く正しい交際を貫いてやる!」
「リュカ様の血筋の人間がぁ? まぁ精々頑張りなさい(笑) これは僕からの選別だ」
ルディー君は妹とピパン君の交際が嬉しすぎるのか、妙なテンションになっている様子……『選別』と言って大量の避妊具をプレゼントした。
「お・ま・え・ら……口では無くって手を動かせ!」
遂
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