第二話『能力?説明すら受けてませんが?』
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さて、誘い込んだのはいいとして・・・これからどうする!?
「待ちやがれ!」
「紅音、落ち着けって!」
後ろから、銃を持った自称美少女と身に覚えのある少女に追いかけられてます・・・おい、羨ましいとか思った奴出てこい。 下手すりゃ死ぬって事を、身近に教えてやる!
それにこの腕輪の光が収まるように見えねえし・・・クソったれ!!
「クソ・・・その黒のケンプファーとやらになって、こんな七面倒な事を終わらせてやる!」
詩楼は腕輪から発せられ、黒い光に身を委ねる
カッ と光が詩楼を包む
現れたのは、黒のフード付きのロングコートを纏い、手には日本刀、脚にはホルスターに入っている銃が二丁あった
「・・・なんだあの格好?」
「・・・格好いい・・・」
「おろ?お前ナツルか?」
「ふぇっ!?」
青髪少女にどこか見覚えがあった。しかもその少女は俺をを知っている素振りをなんどか見せた・・・まさかとは思い聞くが、なんともまぁ分かりやすい反応を・・・
「取り合えずお互いケンプファーになったことだし・・・たっぷりやろうじゃねーか!!」
俺と同時に動き出す拳銃少女
「何でそんなに戦いたがる!」
「ケンプファーは戦う為に存在してるんだ!! 逆らうつもりはねえ!!
・・・そういやお前は知らねえみてえだが、ケンプファーの敵はケンプファーなんだよ!」
ガゥン!ガゥン!
拳銃少女から撃たれた弾を避ける
「日本刀じゃ不利だ・・・なら」
腰の鞘に刀を戻し、太股に付属していたホルスターに手を掛ける。そして銃を二丁を引き抜き、構える
(これは・・・見るからにしてM1911とFNブローニング・ハイパワー・・・親父の無駄な知識がココで活かされるとは・・・)
詩楼の父はガンマニア兼ミリタリー好きなので、時々サバゲーを兼ねての銃講座などがあったため、そこそこ銃は知っている
ちなみに両親は海外で生活しており、見た目20代後半から止まっているのではないかと噂される程
「ほぅ・・・『銃』(ゲヴェアー)であたしに挑んでくるとは・・・いい度胸じゃねえか!!」
ガゥン!ガゥン!ガゥン!
「ちっ、これじゃ回避で手一杯だ!」
狙う所の話ではない。出来るだけ周りに被害を及ぼさず、相手を倒す・・・無理難題もいいところだ
しかしそこにーー
「詩楼・・・さん?」
「嘘だろっ!?」
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