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夢幻水滸伝
第三百五十八話 迅速な集結その十二

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「今以上にな」
「性能を向上させますか」
「そうしてくわ」
「次第にですね」
「これはどんなものにも言えるが」
 前置きして言うのだった。
「日進月歩でな」
「性能をよくしていきますね」
「武器もな」
 こちらもというのだ。
「ほんまな」
「性能の改善をですね」
「進めてくべきや、例えば鉄の剣もな」
 これもというのだ。
「製造に用いる技術次第でな」
「変わりますか」
「そや、頑丈さや重量とかもな」 
 そうしたこともというのだ。
「改善してな、刃の鋭さもな」
「改善出来ますね」
「そや、何でもな」
「改善出来ますか」
「改良出来るわ」
 そうだというのだ。
「どんなものでもな、今テレビも開発してるが」
「テレビもですか」
「今の技術やと白黒やが」
 それでもというのだ。
「それをカラーにや」
「していくのですね」
「あと画面もな」
 これもというのだ。
「小さいが」
「今現在は」
「それを大きくして」
 そうしてというのだ。
「画面の質もな」
「よくしていきますか」
「そうしていきたいわ」
 こんなことを言うのだった。
 トウェインはジープに乗ってそのうえで参謀とそうした話をした、そして夕食の時も仲間達に言ったが。
 ヘミングウェーは確かにという顔でだ、こう言った。
「はい、勿論テレビもです」
「改善してくな」
「白黒ではです」
「やっぱりあかんな」
「わかりにくいです」
「色がないとな」
「それは事実です」
 まさにというのだ。
「このことは映画でもです」
「ほんまにそやな」
「起きた世界でもです」
 ヘミングウェーはこちらの世界の話もした。
「昔の映画、テレビもです」
「色がないとわかりにくいな」
「何かと」
「七色仮面と言われても」
 トウェインは日本の昔の特撮番組の話をした。
「一体何が七色か」
「わかりませんね」
「白黒で何がわかるのか」
 オコナーは思わず首を傾げさせた。
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