第12話 見えない侵略者
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内で消えてしまうと言うようなんだ」
「まるで神隠しだなぁ」
甲児が呟く。
「キリヤマ隊長。もしやこれは宇宙人の仕業ではないのですか?」
「その通りだハヤタ君。これだけの事をやってのけられるのは地球人では無理だ。恐らく驚異的な科学力を持った宇宙人だと我々は推測している。其処で対宇宙人のエキスパートである君達に協力を要請したんだ」
「へへっ、エキスパートだってよ。何かカッコいい響きだなぁ」
「うかれてちゃ駄目だぞ甲児君。敵はどうやら相当の科学力を持った宇宙人なんだからな」
浮かれる甲児を本郷が一喝する。
「す、すみません。本郷さん」
「確かに、本郷君の言う通りだ。だが敵の出方が分からん以上こちらも手の出しようがない。だが、何時までも引っ込んではいられん。これから我々ウルトラ警備隊の隊員を紹介する。一緒に来てくれ」
キリヤマ隊長に従いメンバーの皆がウルトラ警備隊の作戦室に行く。
其処には数名の隊員達が待機していた。
「紹介しよう。彼等が今回の事件の際に召集した臨時隊員達だ。彼等は皆異星人のエキスパートだ」
「しかし隊長。見た所其処に居る3人は明らかに子供ですよ?」
隊員の一人が甲児、なのは、ユーノを見て指差す。
「子供だと言って侮ってると痛い目を見るぞソガ。彼等は既に幾体もの怪獣と戦いを行った玄人達だ。我々よりも一手先を行っていると言う事を忘れるな」
キリヤマ隊長の厳しい声が響く。
それを聞いてソガと呼ばれた隊員が黙り込んだ。
「それでは紹介しよう。右から順に名乗れ」
「僕はソガです。射撃が得意です。さっきは子供と言って御免よ」
「アマギです。科学担当をしています」
「フルハシです。怪力なら地球防衛軍一と自慢なんだ」
「アンヌです。医療を担当しています。怪我したら遠慮なく言って下さいね」
それぞれが自己紹介をする。
「あ、あれ? フルハシさん? アラシさんじゃないんですか?」
「本当だ! 良く見るとアラシにそっくりだな」
なのはとハヤタがフルハシ隊員を見てそう呟く。
「へっ、俺にそっくりだって? そいつも余程イケメンなんだろうな」
自意識過剰とはこの事だろう。
とりあえず深くは問わない事にした。
本人がそう思っているのだから思わせておけば間違いはあるまい。
そう思っての事だったのだ。
「以上がウルトラ警備隊の主な隊員達だ。それじゃ次に君達の自己紹介をして貰おう」
今度はなのは達が隊員達に自己紹介を行った。
それらが終了した直後であった。
謎の怪電波が付近で確認されたと言うのだ。
「もしや一連の首謀者かも知れん。ソガ、フルハシ! 直ちに現場へ急行せよ!」
「「はっ!」」
「キリヤマ隊長。私達も行って良いですか?」
「あ
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